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ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

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ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

60 - スーツが似合う年上の彼に、ときめいて惑わされて −40-

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2024年09月09日

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「この辺りの道はなだらかなので、ゆっくりと走れますから」


「ああ」と彼が頷いて、エンジンをかけ車を発進させる。


「やはり緊張するな」


他に走る車はない道をそろそろと進めていく。ハンドルを握ると、かつての感覚が蘇ってきたのか、車は次第に滑らかに走り出した。


「ドライビングの勘は取り戻せましたか?」


ただ、彼が運転をしないようになった理由も心に留めていて、もし何かあればすぐにフォローが出来るよう、運転席から目は離さずにいた。


「ああ、うん、以前はよく車を運転していたんで、体は覚えているんだが……」


言いながらカーブを曲がろうとした際、ハンドルを切るタイミングがずれてしまい、ガードレールが目の当たりに迫った──。


幸い速度が出ていなかったこともあり、咄嗟に横からハンドルを取って切り替わすと、車は大事なく止めることができた。


「大丈夫でしたか?」と、傍らの彼を心配して声をかける。


「ああ、大丈夫だ。ありがとう……」


彼が口にして、ハァーとひと息をつく。


路肩に車を寄せて止め、「申し訳なかったです」と、頭を下げた。


「いや、君が謝ることはないよ」


「ですが……」


「いいんだ。君が気にすることはないから」


「でも……」


同じようにしか言えずに、顔をうつむかせると、


「私が車に乗りたいと思って、君は気づかってくれたんだろう? 嬉しかったよ」


と、あたたかな手の平で頭が優しく撫でられた……。

ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

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