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※ut×sho
※エセ関西弁
※キャラ崩壊
地雷じゃない方はどうぞ!
オレはsho。22歳。
今は会社から家に帰るとこ。
今日も変なミスをして上司に怒られてしまった。
まだまだ新入社員だって言うのに今からこれじゃ先が思いやられる。
昨日お気に入りのお皿も割っちゃったし、最近は本当に運がない。
はぁ、結構暗くなってきたな。
さっさと帰ろ。
ジッ
sho「…っ」
まただ。
最近外に出ると視線を感じることがよくある。
最初は気のせいだろうと思っていたが、そうではなさそうだ。
確実に誰かに付けられている。
おそらくストーカーだろうとは思う。
オレなんかをつけて何がしたいのか分からないけど、絶対に見られているし付けられている。
警察に届け出ようかと思ったけど、今のところ視線を感じるだけで実際に見たわけじゃないし、実被害はない。
気のせいだ、と言われたらそれで終わりだ。
…それにしてもなんとかしたい。
まとわりつくような気持ち悪い視線。
家は人通りが少ないところにあるし、オレは一人暮らしだ。
実被害が無いのは今だけで、これから何をしてくるか分からない。
何かあってからじゃ遅いのだ。
ストーカーの証拠を得て、警察に届け出よう。
今までは怖くて何もできなかったけど、今だけ勇気を出すんだ、sho!
そう決意した。
一度立ち止まり後ろを勢いよく振り返る。
…誰もいない…?
見えるのは小さな街灯に照らされた道と、ところどころに立っている静かな家。
視線を感じるのに周りに誰もいないとは気持ち悪いし、気味が悪い。
?「…あの、大丈夫ですか?」
いきなり前から声がして驚いた。
sho「え!?あ、オレですか?」
前に立っていたのは青みがかった髪に眼鏡。片目が前髪で隠れている。
よれたスーツがなんともだらしなく見える。
ut「僕、utっていいます。皆からは大先生って呼ばれてます。」
別に名前なんて聞いてないけど、そいつは自己紹介を始めた。
sho「あ、はぁ、」
なんとなく身の危険を感じた。
ここから離れたいけどそいつは話を続けた。
ut「なんかshoちゃん、後ろ振り返ってキョロキョロしとったから、なんかあったのかなって。」
え、
sho「なんでオレの名前知って、」
名前を言った覚えはない。
なんで、
逃げなきゃ。
そう思ってもまるで足が石のように固まって動かない。
ut「あ、バレちゃったか…」
そう呟くと硬直してるオレの口元にハンカチを当てた。
あ、と思った頃にはもう遅く、オレの意識はなくなった。
目を覚ますと知らない部屋だった。
窓すらない無機質な部屋にポツンと置いてあるベッドの上に寝かされていた。
起き上がって脱出を試みてもドアは鉄製で鍵付き、壁はコンクリート。
脱出できるわけがない。
ut「あ、shoちゃん、目、覚めた?」
どうしようか考えていると、ドアが開き中からutが現れた。
ドアが閉まる前に外にでてやろうと思ってドアノブに手をかけたが無残にもドアは閉められてしまった。
sho「お前がオレのストーカーか!?」
ut「せやでえ?shoちゃんのことつけてたのは俺や。」
勢いに任せて怒鳴ってみるも、全く効いてなさそうだ。
ut「shoちゃん、今日上司に怒られたんだって?可哀想に。昨日お気に入りのお皿も割っちゃったしねぇ。」
utがニコニコ笑いながら言った。
皿を割ったことはまだ誰にも言っていない。
なんでコイツが、
ただのストーカーのはずなのに、
sho「…なんでお前がその事知ってんねん…」
オレの質問に答えながらこっちに近づいてくる。
ut「shoちゃん?俺、shoちゃんの思ってる以上にshoちゃんのこと大好きやねん。外に出る時はずっっっっと見守ってたし、今まで撮ってきた写真も300枚は超えとる。家に盗聴器と隠しカメラだってつけてある。住所、電話番号はもちろん、働いてる会社、好きな食べ物、昨日何をしたか、何時にお風呂に入ったか、今日履いているのパンツの色、使ってるシャンプーのメーカー、最近カーテンを買い替えたいと思ってることも、エアコンの効きが悪いことも、太ってきたからってダイエットをしてみようとしてることも。俺、全部全部全部全部知っとるんやで?」
背筋が凍った。
顔は笑っているのにどこか気持ち悪いし怖い。
ut「でもな、俺、shoちゃんの身体は知らんねん。あ、もちろん肌が白くて綺麗なことも、太ももにあるほくろ、肌が最近カサカサなことは知っとるで?でも、身体の『ナカ』は知らんねん。」
sho「…は?それってどういう…」
utはオレの質問には答えずにじりじりとこっちへ寄ってくる。
ut「ほんとはゆっくり近づいて、じっくり仲良くなる予定だったけど、しょうがないよな。…shoちゃんに痛い思いはさせたくないけど、shoちゃん暴れるやろ?」
そういいながらオレを押し倒し、つけていたネクタイを外すとオレの手首を縛った。
ここでオレはutがオレに何をしようとしているのか悟った。
逃げたい
ここから逃げ出したい
だけど
大先生と離れたくない
なんで
あんなやつなんかに
なんで
なんでこんなことに
前も書いてて思ったんですけど、こういうドロドロした話いいですね。
書いてて楽しかったです。
あーる部分がなくてごめんなさい!
ここまでがかなり長くなってまいました。