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注意事項
・勝デク
・爆豪が洗脳され、(少しの間だけ)敵側です
・爆豪が若干ヤンデレ気味です
・不快に思われる言葉が沢山使われてます
・色々と矛盾しているかもです
・無理と言う方はご遠慮下さい
この日は最悪だった。
不幸な事がめっちゃ起こるし、皆の足手まといになっちまった。
でもそれ以上にヤバくて、最悪な事だった。
それは、緑谷・・・ヒーローデクから個人通信が来た時の事だった。
「切島君ッ、緊急事態!!」
「み、緑谷!?」
「今すぐ〇〇市に来てほしい!じゃなきゃ ッ!?」
「わ、分かった!」
俺は緑谷の声が変わった時、咄嗟に返事を していた。
──────────────────
暫くして、緑谷の所に着いた所で俺が見た光景は・・・
「は…?」
「カハッ…」
「…あ?テメェ誰だ?」
緑谷が瓦礫の上で倒れていて、爆豪が心配そうな様子で見ていた。
「爆豪…?」
「俺の名前知ってるっつーなら、雄英で同じクラスの奴か。」
「爆豪、緑谷に何を…!」
「何もしてねぇよ。素手で戦って俺が勝っただけだ」
「素手であの緑谷が…!?」
「はっ、可哀想になァ。デク♡」
爆豪は絶対表では出さない声を、緑谷に響かせていた。
─てか何で爆豪が素手で緑谷と?敵になった、しか考えられねぇ。此処は一旦応援を呼ぶしか…─
「ンなよそ見してていいんだな?」
「はっ?」
後ろから声がし、振り向くと戦闘態勢の爆豪が立っていて、それは普段の爆豪とは変わらないはずなのに、なんだか恐くて、雄英を出た時の緑谷に似ていた。
─── 次の瞬間 ───
「ぅ、おっ!?」
「チッ、ギリギリで避けやがった」
─ なんだこの速度!?普段の爆豪とは違って速ぇ… ─
「かっ、ちゃ…ダメ…だ…!」
「!」
いきなり爆豪が攻撃を辞め、視線を違う方向にした為、俺は攻撃ができると思い、やろうとしたらいつの間にか爆豪は緑谷の方に居た。
「なっ、速すぎるだろ…」
「…デク。」
「かっちゃ、切島君、殺さない、で…!」
「…わーった。」
─ 今の内に応援を…! ─
「おい、クソ髪。」
「な、なんだ?」
「テメェ、俺の気が変わったから助かったと思うなよ?」
「え?」
「…出久に助けられたと思え。じゃなきゃ殺す」
「…ッ」
その時、爆豪の圧が強すぎて俺は言葉を喉に詰まらせていた。
そして爆豪は、緑谷を連れて何処かへと消え去った。
──────────────────
その後結局爆豪達は雄英に戻ってきて、色々疲れていたらしく、2人で寄り添いあって寝ていた。
「スー、スー…」
「…スー…」
そして先生達から聞くと、個性事故だったらしい。
「にしては俺、結構殺されそうだったんすけど…」
「まぁ、まだ被害が少なくて良かった。」
「…え?」
「は?」
俺は相澤先生が言った事が頭を何度も繰り返された。だって…
「俺が見た時、瓦礫の後ろに沢山の人が倒れてたっすけど…?」
「は、?」
「…じゃあ、爆豪って…」
「…人を倒した、という事になるな」
「そんな、爆豪が…!」
「…ん”ん”…」
「あ、爆豪!」
「…ンだよ…」
寝起きの爆豪が不機嫌そうに言うが、緑谷を見たら少し良くなっていた。
「1つ聞く。お前は、何かを倒したか?」
「…はぁ?」
爆豪は意味が分からないと言わんばかりの顔をしていた。
「…あ”ー、確かめっちゃ居た敵共なら倒したが…それがンだよ…」
「その敵を何処にやった?」
「…瓦礫の後ろに積み重ねた」
「…そうか、なら戻っていいぞ」
「…ッス。」
そうして出ていき、俺は爆豪に問いかけた
「あ、爆豪、緑谷は俺が…」
と、緑谷に触れようとしたのが間違いだった。
─────── バチンッ ───────
「…出久に触んな。殺すぞ。」
そう言い放った時の爆豪は、洗脳されていた時と同じ圧だった。
─ 叩かれた部分が赤くなってる…!?音だけだったらそんな感じにならねぇのに… ─
「ご、ごめんな!じゃあ、緑谷頼むわ…」
──────────────────
その時、彼奴がもう少し突っかかっていたら地獄を見させていただろう。
だって、あの時は俺が自分の意思で倒したんじゃねぇ。
──────────────────
俺がブチ切れたのは出久が傷付いてからだ。 それまではどーでも良かった…はずだった。
「いっ…たッ!」
出久がそんな声をあげた時、俺は体ン中で何かが音を立てた。
それからはあんまり覚えてねぇ。ただ、出久が「かっちゃん!僕は大丈夫だからもう辞めて!!その人達、死んじゃうよ!!!」と俺に叫んでいたのと、俺が狂ったような笑いをあげる声しか、覚え出せなかった。
「あはははっ、はははは!!」
「かっちゃん!!辞めて!!」
「ふははははっ!!!」
─ かっちゃんが可笑しい、笑いながら攻撃してる。いつものかっちゃんならそんな事は絶対にしない。今はそんな事じゃなく、止めなきゃ!でも、どうやって…、いや、一か八か…!! ─
「かっちゃん…、もうその人達、死んでるよ…?だから、もう辞めて…」
「…ははっ、わーった。そん代わり、ちと相手付き合ってくれよ!」
「うん、いくらでも良いから…だから、もう二度と敵をそんな風に倒さないで…」
僕がホッと息を着いたのも、一瞬で変わってしまった
「…あ?」
「…?かっ、ちゃん…?」
僕が声をあげようとした時、真隣で
───BoooM!!!──
と音があげられた
「かっちゃん、どうしたの…?」
「…出久?」
「えっ?」
「そんなよそ見していいのかァ?隣には手があんだぜ?」
「あっ_」
───BoooM!!!!───
と音があがった直後、
───バタッ───
と、音を立てて僕は意識を手放してしまった。
そして暫くして、僕はやっと目を覚ました。
目を覚ました所はかっちゃんの隣だった為、結構驚いた。 でも、かっちゃんは僕をがっちりホールドしていて、まるで僕を此処から逃がさないような感じだった。
─ …あれ、かっちゃんの体温ってこんなに暖かったっけ?長い年月一緒に居たのに、気付かなかったな。… ─
「かっちゃん、__…だよ、」