時刻はPM7時
今朝の登校はいつもより浮かれなかった 。
勉強していた手を止め 、ぼふっと音をたてて
ベッドに飛び込む 。
今日のお弁当も 、すっごく美味しかった 。
おいしかった …..けど!
アレを藤澤せんぱいも食べてるなんて ….っ
そう考えると 、胸がモヤモヤする 。
….そういえば 、昨日2人で廊下歩いてたし …
………楽しそうにっ
前まではそんなんじゃないと思ってたけど 、
お弁当作る仲って事はそういう関係 ?
元貴: あぁ”っ ….
考えれば考えるほど嫌になってくる 。
俺は頭をわしゃわしゃと掻いてから お姉ちゃんの部屋に足を運んだ 。
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….コンコン っ
元貴: おねーちゃん …
考えてばっかじゃなんも変わんない ….
そう思った俺はお姉ちゃんに直接聞きに行くことに 。
大森: なぁに〜入っていいよ
声が聞こえるとゆっくりドアを開けて部屋の中に入る 。
大森: なんの用で来たの?
大森: なんも無いのに来たとか辞めてよ??
元貴: 何もないのに来るわけ無いですぅ〜っ
む〜っと口元を尖らせてから 、
本題に入るため口を開く 。
元貴: お姉ちゃんって 、藤澤せんぱいと付き合ってんの?
あまりにも直球過ぎて思わずお姉ちゃんも目を開ける 。
大森: は …なに急に …付き合ってないけど 、
……つきあって 、ない ……。
付き合ってないんだ ….そっか 、よかった ….
大森: なにそれだけ?
元貴: ぃゃ 、まぁ …..。
お姉ちゃんは呆れた顔をして俺に「 出てって 」と言う 。
…だって 、しょうがないじゃん …
好きな人に彼氏ができるなんて …たまったもんじゃないから
コメント
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んん?付き合ってないけど?何でか「けど」に引っかかるような気が⋯。