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月戸 夕空
4
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めんだこっち
201
雨の日の、
ジメジメとしたあの空気が少し苦手だ。
傘をさしていても、 カッパを着ていても、
この時期じゃ濡れてる原因が雨か汗かもわからない。
うつむき加減で歩く、 水たまりの脇。
そう思っていると、 道端でカタツムリ。
自分とは違って 、
なんだか嬉しそうに殻を揺らしている。
少し気分が軽くなったと思いつつ、
踏まれないように、コンクリートの塀の上に乗せてやった。
指先に残る、ほんの少しの冷たさと、
ぬめり。
コメント
1件
わあ…めっちゃ素敵な短編…!雨の日のジメジメした気分、めっちゃわかる〜。そこに突然現れたカタツムリが「嬉しそうに殻を揺らしてる」っていう描写、一気に世界が優しくなった気がした🥺💕 踏まれないように塀に乗せてあげる主人公の行動もすごく優しいし、指先の冷たさとぬめりっていうラストの余韻が詩的で、何度も読み返したくなる…!えもすぎる…😭✨