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「彼女はジョーのそういう特質を理解しているのかしら?」
「おそらくは。元婚約者だし、俺も昔は子どもだったから本心を隠蔽するのが得意じゃなかった。さすがに俺の邪悪さに彼女は気づいているだろう。その上で彼女は俺を受け入れてくれたのかは今となってはわからない。俺は彼女との関係を修復したいと思っているけど、これは個人的願望で、率直に言うとうまくいくとはあんまり思えない。」
「ジョーにとって彼女は大切なのね、私にそういう人は周囲にいなかったから少し羨ましいわ。」
ブルックスは俺に少し拗ねたようにそう伝える。
「君も俺にとっては大切だ。でも俺と君の間にそういう関係は築けないだろう?君は祖国に戻るべきだし、俺らアルヴィアンで暮らすことを夢見ている。多分君のことを俺は愛しているけど、その関係に希望や未来はない。」
「わかってるわ、お互いに難しいわね。」
ブルックスは俺に対してそう同意する。