足音がコツコツと聞こえた時、作戦(脳筋すぎて言えないかもしれない)が始まる。
この部屋では式神は使えない、それぞれの得意武器も没収されている。
唯一あるのが、隠していたカッターのみ。
カッターだけでは殺すことは難しい。しかも相手は式神使いである場合返り討ちに…
牛若「無理じゃない?」
つい、そんな事が口に出た。
それを聞いたみなは不満そうに聞いてきた。
みな「やめろって言うの?楽しみにしてたのに。」
みなの式神である森長可はとても気性が荒く、残虐な男だった。
式神使いは精神を強く持たなければ、偉人に取り憑かれてしまう。
みなは今…
姫園「隙を付いて逃げる方がまだ可能性がありそうですよね。もう一度考えましょう。」
紗月は冷静にみなを落ち着かせようとした。
みなは今、式神に取り憑かれてしまう危険がある。
だから、人を刺してしまうと…
中浦「とりあえず、そのカッター捨てろ。」
原丸「取り憑かれちゃうわ!捨てなさい!」
2人はみなに近づきカッターを奪い取ろうとした。
しかし、みなの力は男2人でも止められない。
2人は吹き飛ばされ気を失った。
その場に居たみんなは、声さえも出なかった。
森長可は小柄ながら力がある、今のみなも同じ。
もう手遅れなんだ。
今、私たちは式神を使えない。
みなの精神はもう少しで壊れ、いずれ…
バン!
ドアが強く開ける音がした。
視線を変えると、そこには茶色の髪色をした女の人が立っていた。
目は赤く、髪は短かく、そして式神使いだった。
式神が使えない部屋で、何故か式神が使えみなを気絶させた。
とても強かった。
女性「早く出ろ、私が協力してやる。」
女の人はみなを担ぎながら、私たちに案内をしてくれた。
女性「大丈夫だったか?」
ヒカ「うん!」
姫園「色々ありがとうございます。」
それぞれ、女の人にお礼を言った。
千々石以外は…
千々「裏切りか?お前俺達を監禁した奴の仲間だろ。」
突然そう言ったから、ビックリした。
もう何が何だか分からない。
私の脳は思考停止していた。
女の人は不気味な笑みを浮かべ、こう言った。
女性「さすが、天正情報屋No.2。私の事も調べてるのか。」
丸野「あっ…貴女はまさか…」
中浦「ヴラド三世使い、ラキア・バート!」
前回の偉人紹介を忘れてました。申し訳ございません。
なので今日はいつもより紹介する偉人が多いです。
天正遣欧少年使節
メンバーは伊藤マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルティノの4人。
天正遣欧少年使節は1582年に日本を出発し、ヨーロッパでキリスト教を勉強した。
しかし、その知識は豊臣秀吉のせいで役に立たなかった。
その後の4人の人生はそれぞれ違い、殺された者、キリスト教を捨てたもの、外国へ逃げた者がいる。
芥川龍之介
有名な文豪の1人。
皆さんは文豪ストレイドッグスというアニメで名前は1度聞いたことはあるかもしれない。
作者はまだアニメを見ていませんがいつか見たいと思ってます。
失礼、話が逸れました。
芥川龍之介は小説家として様々な作品を残してきた。
有名なものなら「羅生門」や「地獄変」が挙げられる。
話は変わりますが実は太宰治は芥川龍之介のファン。
芥川龍之介が大好き過ぎてポーズを真似したり、芥川龍之介の名前をノートに書いていたそうです。
松永久秀
織田信長を2回裏切り、最期に名茶器「平蜘蛛」を叩き割り、爆発して死んだ(諸説あり)。
元は三好家に使えていたが、戦いに敗れ滅亡した。
それ以外の知識は持っていないので後は自分で調べてください。
ウラド3世
ワラキアの王。吸血鬼のモチーフになった1人である。
ウラドには「串刺し公」という異名がある。
それはウラドが串刺しという処刑法を好んだためである。
これ以上説明するとグロ要素が沢山出てきますのでやめておきます。
今回も見てくれてありがとうございます。
もし良ければコメントをくれると活動の励みになります。
コメント
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やっべ。想像以上にヒカリちゃんに合ってる
相変わらず偉人の説明が分かりやすくて助かります! 文豪とアルケミストの方なら姉の影響でゲームとアニメ見てたな… 確かに太宰さんは芥川さんのことめっちゃ好きな設定だったな