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「若井、落ち着いた?」
涼ちゃんがハンカチと飲み物をくれる。
涼ちゃんが買ってきてくれていたホットのカフェオレはすっかりぬるくなってしまっていたけど、程よい甘みがとても心地よかった。
「うん。ありがとう、話聞いてくれて。」
「若井はさ、これから元貴とどうしていきたいの?」
涼ちゃんの問いかけに、すぐには答えることが出来なかった。
自分は一体これから元貴とどうなりたいんだろう?しばらく考えて口を開いた。
「俺は、元貴には幸せでいて欲しい。俺に埋められない寂しさや辛さを、補ってくれる人がいるならそれに越したことはないと思ってる。 」
好きな人には幸せでいて欲しい。あんなに幸せそうな元貴の邪魔をする訳にはいかない。
俺が身を引いて、気持ちに蓋をすればいいだけのこと。それがこれからの俺たちにとって最善。そう自分に言い聞かせた。
「確かに…。元貴は寂しがり屋だもんね。誰かがそばにいないとね。 でも、それじゃあ若井の寂しさは誰が癒してくれるの?」
そんな事自分が1番知りたい。俺はきっとこの先も元貴以外を愛することは出来ないだろう。
俺が黙っていると、涼ちゃんは俺の腕をグッと掴んで抱き寄せた。
「若井…。俺じゃ元貴の代わりにはなれないかな?」
驚いて涼ちゃんをみると、さっきまでの俺のように涙を溜めて目が赤くなっていた。
ここからりょつぱ要素も入ってきます!!
すこーし🔞かも。