テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
古流斬
2,542
87
チタコロ
323
『希望の曖昧』
第二章 七つ大罪編
第二十話「解析」
東地区。
防衛軍と七つ大罪の戦いが始まった。
憤怒と嫉妬。
二体の悪魔を前に、隊長たちは距離を取りながら戦況を見極めていた。
⸻
嫉妬の能力
ジョトが能力を発動する。
「コピー!」
しかし、その瞬間。
嫉妬は笑みを浮かべた。
「その能力……いただく。」
黒い霧がジョトを包み込む。
次の瞬間、嫉妬の手から同じ力が放たれる。
ジョトは目を見開いた。
「俺のコピー能力を……!」
嫉妬は肩をすくめる。
「私の能力は、相手の能力をコピーし、その能力への耐性も得ること。」
「一度見た能力は、私のものになる。」
⸻
ネイトの分析
後方では、第三番隊隊長・ネイトが戦いを観察していた。
「みんな、時間を稼いでくれ!」
ネイトはノートを開き、敵の動きを書き留めていく。
「コピーの発動には相手を見る必要があるのか……?」
「いや、それだけじゃない。」
古流斬が後ろへ下がる。
「何かわかったか?」
ネイトは真剣な表情で答える。
「嫉妬は見ただけで能力を奪っているわけじゃない。」
「能力を受けるか、発動を確認したあとにコピーしている。」
ジョトがうなずく。
「だから俺が能力を使った瞬間だったのか。」
⸻
さらに判明したこと
ネイトは戦場を見ながら続ける。
「もう一つある。」
「コピーした能力には耐性まで得ている。」
ケイトは光を放つ。
嫉妬は正面から受け止めた。
「効かない。」
ネイトは確信した。
「やっぱりだ。」
「同じ能力は二度目から効きにくくなる。」
⸻
古流斬の疑問
古流斬は静かにつぶやく。
「じゃあ、俺の曖昧も……。」
ネイトは首を振る。
「まだ使うな。」
「情報を与えるだけだ。」
古流斬は能力の発動を思いとどまった。
⸻
作戦会議
ラントが全員へ指示を飛ばす。
「今日は勝つことが目的じゃない!」
「七つ大罪の能力を分析する!」
「全員、生きて帰ることを最優先にしろ!」
「了解!」
⸻
不敵な笑み
憤怒は腕を組みながら笑う。
「逃げるのか?」
嫉妬も口元をゆがめる。
「人間らしい判断だ。」
二体の悪魔は追ってこなかった。
まるで、防衛軍を試しているかのように。
⸻
ネイトの確信
本部へ戻ったネイトは、一枚の資料をラントへ渡す。
「敵は力だけじゃない。」
「能力にも必ず条件と弱点があります。」
ラントは資料を受け取り、小さくうなずく。
「その弱点を見つけるのがお前の役目だ、ネイト。」
ネイトは窓の外を見つめる。
「必ず見つけます。」
「七つ大罪を倒す方法を。」
一方その頃。
闇の中では、新たな玉座がゆっくりと光を放ち始めていた。
七つ大罪の脅威は、さらに大きくなろうとしていた。
――第二十話「解析」 完
コメント
1件
うわ、嫉妬の能力エグすぎる…!コピーした上に耐性まで持たれるって、同じ手が通じないじゃん😨 ネイトの解析力が光ってたけど、それでも七つ大罪はまだ余裕の笑みってのがゾッとする…。古流斬が曖昧を使うのをグッとこらえたシーン、緊張感半端なかった。そしてラストの「新たな玉座」って…次の脅威の予感がもうヤバい。続きが待ちきれないよ…!🖤