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第二章 七つ大罪編
第二十一話「怒りの終焉」
東地区。
街はすでに戦場と化していた。
ラントたち隊長は嫉妬を足止めし、古流斬は憤怒と一対一で向かい合う。
憤怒は笑う。
「人間、お前一人で私に勝つつもりか?」
古流斬は静かにナイフを構えた。
「……勝つ。」
⸻
怒りは力
憤怒が地面を踏み砕く。
「私は怒れば怒るほど強くなる!」
拳が振り下ろされるたび、大地が砕ける。
古流斬は曖昧を使い、紙一重で攻撃をかわし続ける。
しかし、能力の負担は限界に近づいていた。
「はぁ……はぁ……。」
⸻
ネイトの分析
後方からネイトが叫ぶ。
「古流斬!」
「怒らせるほど強くなるなら、逆に怒りを爆発させ続ければ、力だけが増えて制御できなくなる!」
古流斬はその言葉を聞き、作戦を変えた。
⸻
最後の覚悟
古流斬はナイフをしまう。
そして静かに目を閉じた。
「曖昧……最終解放。」
能力が限界を超えて発動する。
古流斬の姿は完全に消え、気配さえ感じられなくなった。
憤怒は怒り狂う。
「どこだぁぁぁ!!」
「出てこい!!」
怒りは際限なく膨れ上がり、その力は自らの身体にも負荷をかけ始める。
⸻
一撃
「ここだ。」
古流斬は憤怒の背後に現れた。
全身全霊を込めた一撃。
ナイフではなく、能力を乗せた拳が憤怒の胸を貫く。
憤怒は膝をついた。
「見事……だ。」
「人間……。」
その身体は赤い光となって崩れ、静かに消滅した。
七つ大罪・憤怒、討伐。
⸻
代償
勝利の直後。
古流斬はその場に倒れ込む。
ケイトが駆け寄る。
「古流斬!」
古流斬の右腕は黒く変色し始めていた。
ネイトが息をのむ。
「能力の使いすぎだ……。」
「曖昧が身体を侵食している。」
古流斬は苦しそうに笑う。
「これが……代償か。」
⸻
嫉妬の撤退
その様子を見ていた嫉妬は、静かに拍手をした。
「素晴らしい。」
「憤怒を倒すとは予想以上だ。」
ラントが剣を構える。
「次はお前だ!」
しかし嫉妬は首を横に振る。
「今日は退こう。」
「まだ目的は果たしていない。」
黒い霧が嫉妬を包み、その姿は闇へと消えた。
⸻
新たな不安
戦いは終わった。
市民は守られた。
しかし、防衛軍に喜ぶ者はいなかった。
ネイトは古流斬を見つめる。
「この代償……放っておけば命に関わる。」
ラントは静かに命令する。
「古流斬を本部へ運べ。」
「そして、嫉妬の行方を追え。」
その頃、闇の奥では嫉妬が誰かに向かって笑っていた。
「計画通りです。」
「次は……強欲を目覚めさせましょう。」
暗闇の中で、新たな玉座がゆっくりと輝き始めた。
――第二十一話「怒りの終焉」 完
麗太
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古流斬
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コメント
1件
お疲れさまです…第21話、めっちゃ重かったです。 古流斬の「曖昧最終解放」、すごくかっこよかったけど…その代償が右腕の侵食って、本当に辛いですね🥀 嫉妬がまだ何か企んでて、次は強欲って…まだ終わらないんですね。怒りを逆手に取った戦術、ネイトの分析も光ってました。 古流斬の無事が心配です…🤍