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翔太 side
風呂から上がると、上裸でパンイチ姿の蓮がソファで横になってテレビを見ていた。
よくもこの状況で、こんなにリラックスできるものだ。
翔太💙 『おいなんか着ろよ!風邪引くだろ。
あ゛お前まだ足冷やしてないのかよ!世話の焼けるやつ』
保冷剤を充てて、タオルで固定したら、蓮が着れそうな部屋着を探しに自室へ向かった。
俺より身長が13㎝も高い蓮に合う服って・・・
ないよな?あっそうだ前に間違って買ったやつ
翔太💙 『わぁ〜っ!なっ何すんだ触んな、やめろ降ろせ』
気がつくと蓮が勝手に人の部屋に入ってきて・・・
蓮 side
いや〜夢だった念願のお姫様抱っこ♡本当に翔太くん可愛いんだけど。
俺の腕にすっぽりおさまってんの♡
蓮 🖤 『たまんない♡』
降ろせと言うので翔太くんのベットに降ろそうとすると
翔太💙 『やめろ!降ろすな』
蓮 🖤 『フハッどっちなの?』
翔太💙 『やだ////無理だから・・・』
蓮 🖤 『しょっぴー?』
俺の首に腕を回ししがみつき、顔は首元に埋めている。またやってしまった。
あまりの愛おしさに自分の欲望のまま行動していた事を反省する・・・ここから挽回出来るだろうか?
リビングに戻りソファに降ろすと、素早い速さで俺から一番遠いソファの隅まで避難している。
〝あぁ可愛い〟と喉元まで出かかったものをぎゅっと押しとどめた。
これ以上可愛いを連発するのは危険だと俺の脳が警告音を鳴らしている。
蓮 🖤 『あの、しょっぴー』
翔太💙 『あーあー何も喋るな💢』
とうとう耳まで塞いでしまった。参ったな・・・
蓮 🖤 『俺・・・やっぱり帰るね?ごめんねしょっぴーの気持ち考えずに、勝手に舞い上がっちゃって』
翔太💙 『・・・』
来た時と同じ服を着て帰り支度をする。
もしかして〝好き〟を伝える前より悪い状況じゃないか?
完全に嫌われたな・・・
立ち直れるだろうか・・・
片想いがあんなに辛かったんだ・・・
もう同じグループに居られないかもな・・・
翔太💙 『・・・・・・ならいいぞ』
あぁ〜足痛いし・・・
心はもっと痛い・・・
やばい涙出てきたんだけど・・・
翔太💙 『おい!聞いてるのかよ!・・・ぉぉい何泣いてんの?』
蓮 🖤 『ごめん・・・でも嫌いにならないで』
翔太💙 『何で嫌いになるんだよ?』
蓮 🖤 『だって俺とそういうの無理なんだよね?』
翔太💙 『それと‥好きとか嫌いは違うだろ!とにかく座ってちゃんと話そう』
蓮 🖤 『さっき何か言ってた?・・・・ならいいって?なぁに?』
翔太💙 『////ッ』
蓮 🖤 『しょっぴー?』
これでもかと言う具合にアイドルスマイルで仕掛けてみる。
翔太💙 『////おまっずるいぞ////その笑顔・・・』
蓮 🖤 『で?なんて言ってた?』
翔太💙 『おっ////同じベットに寝るだけなら・・・何もしないならいいぞ・・・』
蓮 🖤 『・・・よいしょっ♡』
翔太💙 『うわぁ〜////っだから降ろせって////』
これは確信犯だな。翔太くんは天然すぎる。
自分の可愛いさに気付いてない挙句、思った感情をストレートにぶつけてくる。後先考えずに・・・
全部、翔太くんが悪い。
翔太くん相手だと器用に事が運べない。