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第1章2話 『秩序をもたらす者』
破壊神が暴れた後、あの街には1人の女性が訪れた。その女性は、家を壊され生活がままならない人が集まる保護施設に向かった。保護施設には老若男女沢山の人が床に座っていたり横たわったりしている。
「可哀想に」
女性はポツリと呟き、走り回っている子供を抱いて親に届ける。
女性はニコッと微笑み手を振り去って行く。
この女性、後に亜紀と名乗る女性は再生神の中の大天使という役職。つまり再生神のトップである。
彼女は再生神という事を隠しながら、静かに『活動』を続けている。
「ふぅ、随分暴れたみたいじゃない…あの子」
あの子とは破壊神の長、奏。昔からの知り合いで仲良しだった。
「あら、電話…誰からかしら」
スマホを見ると凌からである。
「どうしたの?」
「あ、亜紀様…今どこにいらっしゃりますか?」
「例の事故現場に来ているわ、もうすぐ帰るから心配しないで」
「は、はい…迎えは…」
「要らないわ」
「はい…では、お気をつけて」
電話を切る。
「本当に心配性なんだから…」
凌は亜紀に救われたただの一般人。しかし、凌は亜紀に魂を売り再生神として力を授けられた。
そうこうしてるうちに大きな教会の前まで来た。ステンドグラスが反射し綺麗に浮かび上がる。大きな扉を開け中に入ると1人の牧師が手を合わせて床に座っていた。
牧師はブツブツ何かを呟いている。
「凌、帰ったわよ」
そう声をかけると、凌は後ろを向き一直線に走りよってくる。
「亜紀様!!ずっと待っておりました」
「ちゃんと祈りを捧げていて偉いわね」
亜紀は凌を撫で、女神像の前に立ち手をかざす。
この教会は亜紀を称える場所であり、祈りを捧げ亜紀に力を与える場所でもある。
「私達は一般人の信仰によって力が異なるわ」
そう、再生神は『祈り』を糧に生きている。祈りが捧げられないと再生神の力を失い一般人に成り下がってしまう。
「凌、貴方は私の重要人物だわ」
一般人として生きる亜紀は他の再生神とは違い存在を堂々と主張しないのだ。つまり、凌を利用して信仰する人を増やし力を蓄えておく。
「ありがたき幸せ…」
彼女は朝昼晩関係なく崩壊した街に訪問して人助けをする。その後に凌が信仰者を増やして行く。それが亜紀と凌の『活動』である。
しかし、ある晩。その協会に1人の旅人が訪れる。
参考がてらに…
亜紀 再生神の姿
凌 牧師の姿
普通に服装ミスりました…