愛華「自分がタイムリーパーなのかもしれない…ということは知ってて…」
優斗「?」
優斗「なぜ?」
愛華「夢の中で神らしき人物の声が聞こえたんです」
真奈「神?」
愛華「あなたは世界を救わなければいけない」
愛華「そのためのリープ能力を授けます」
愛華「賢く使いなさい…と」
真奈「一体なんのために…?」
優斗「世界…か」
愛華「でも何回も聞こえたことがあるわけじゃないんです!」
優斗「まぁそれでも聞こえないよりマシだ」
優斗「1歩近づいたな…」
真奈「同じ学校に3人もタイムリーパーがいるって異様の事態よね…」
真奈「何か仕込まれてる?」
優斗「いや、もしかしたらタイムリーパーは」
優斗「僕らだけじゃないかもしれないですよ」
真奈「えぇ?」
優斗「僕らだけでは無い…というか」
優斗「これからタイムリーパーが増える可能性がある…というのが正しいでしょうか」
真奈「増える…?」
優斗「実際愛華さんは突然夢の中に神が出てきたのでしょう?」
愛華「まぁ、はい」
真奈「タイムリーパーがこの先増えたら何回同じ日をリープすることになるのかしら…」
優斗「そしたら思うように動けませんね」
真奈「この世界を受け入れるしかないのかな…」
愛華「笑」
愛華「その時はその時よ」
愛華「1人でリープし続ける訳じゃないんだから!」
優斗「そうですね」
優斗(ん?)
カァーー
カラス1「タイムリーパー3人が揃っちまったぞ」
カラス2「こんなに早く1つ目のミッションをクリアするとは…」
カラス1「こんな様子じゃ神はどうするんだろうな」
カラス3「さぁな」
カラス3「タイムリーパーを増やすか…」
カラス3「新たなミッションを追加するか 」
カラス1「どっちかか…」
カラス2「今までのタイムリーパーは使えないから力を奪われてきたしな」
カラス1「まぁこれからも監視を続けるしかないな」
優斗「今までにもタイムリーパーがいたのか…」
真奈「ん?どうしたの?」
優斗「いや、なんでもない」
優斗(いずれは2人にも伝えなければ…)
優斗(でも今伝えるのは情報量が多すぎる…)
ポツポツ
愛華「雨?」
真奈「解散しよっか」
優斗「そうですね」