テラーノベル
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「……死んだよ。」
「…なるほど。それで。」
「…2026年2月4日…私は死んだわ。」
「…立春の日…其方の誕生日ってことじゃな。」
「…私は二十四節気の中の始まり…立春だったのよ。」
「…生吹が家を出る時に…行ってらっしゃいって言ってくれて……」
「…それから…好きなパン屋さんの焼きたてのパンを5つ買って…」
「…駅のホームで待ってる時に…誰かの手が当たって……落ちて…轢かれた。」
「……痛さなんて…感じなかった。」
「…人って簡単に死ぬんだって……あの時思った。」
「……たった数秒で人生がパタッと終わった」
「……最初……脳が理解を拒んだわ。」
「…だってまたこうしてムーンルージュ・ベールちゃんと話せてる…」
「……まぁ……それはあなたが特殊なだけだろうけど。」
「……」
「…あの日…初めて…桜 この…海風 永久…相馬 冬稀…睦月 碧葉に会いに行くつもりだったのよ。」
「…私たちの後継者の実力を見に行こうと思ってね。」
「…まだ生吹にはお母さんとか……言われてないのに……」
「……パン…とか好きかなって思って…このちゃんは…桜パンかなとか。……永久ちゃんには…カレーパンかな…冬稀くんには…メロンパンかな……碧葉くんには…塩パンかなとかさ…私は…食パン買ってね…」
「食べきれなかった分は生吹と食べようって…ちゃんと考えてたんだけど……タイミング悪かったなあって思ってね。」
「……それで生吹は。」
「…昔の友達…藤咲 輪廻と出会って…一瀬 朱雨と会ったわ。」
「……運命は綺麗に動いている。」
「……それだけでいい。」
「……じゃあな…。全て聞けたし満足」
「…さようなら。ムーンルージュ・ベール。」
「……もう…会えないわね。」
つくもがみ
28
13
ふぁらべら
78
#日常
ふぁらべら
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コメント
1件
えっ…最終話…!?😭💔 立春の日に、焼きたてパン買って、後継者たちに会いに行く途中で…って、あんまりだよ…。 「もう会えないわね」って言葉が心に刺さりすぎる…。 でも、最後に「運命は綺麗に動いている」って言えたのが、せめてもの救いなのかな。 つくもがみさんの描く別れ方、すごくエモかったです…。読み終えてしばらく動けなかった…🌸✨