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「さて……少々厄介ですが幻術を掛けさせていただきますよ」

ナイトメアはアンノウンの目に手をかざす。

「さぁ見に行きましょう。すまないスクールの方達は貴方をどう思っていたのか」


*****


『どこから来たのか分からないし、ほんとよく分からないよな』


『もしかして敵だったりな』


『気味悪いやつ』


*****


キュイィン……ドォンッ!

不意にアンノウンの目前をレーザーが通り抜けた。それにアンノウンは目を見開く。

「……っ……!?」

ナイトメアが手を引っ込め幻術が強制終了させられた。放ったのは……

「間に合って良かったです」

“Mr.ブラック”だ。

「……ブラック……なんで……俺がぶっ飛ばしたのに……」

ブラックは肩をすくめ

「確かに痛かったですが、少しすれば動けるくらいには回復しましたよ。気絶してたのは情けないですけどね」

と答えた。しかしまだ疑問は残る。

「……どうして、ここが分かったんだ……?」

そう、ここは辺境の誰も寄り付かないところだ。なぜ分かったのか。

「簡単な話です。ナイトメアなら貴方に洗脳をし直すだろうと思いましたし、再度し直すなら幻術をかけやすい所を選ぶだろうと思ったのです」

「でもなんでここだって……?」

「すまない先生が教えてくれました。だいぶボロボロでしたけどね」

アンノウンは顔を顰める。すまない先生____というかブラック含め、すまないスクールメンバー全員をボロボロにしたのは他でも無いアンノウンなのだから。

「……ごめん、ブラック」

「いえ、構いませんよ」

アンノウン____いや風夜の目が赤に戻り光が宿った。

「……くっ……もう少しでしたのに……」

ナイトメアは悔しそうにそう呟くと手に持っていた紫色の水晶のようなものを地面に叩きつけた。

パリンッ!

じわじわと地面に黒いシミが広がる。

トプンッ

そのシミの中からナニカが出て来た。


____黄緑色の髪、黄緑色のマフラー____


「……僕……?」

風夜は愕然とする。背格好は風夜にそっくりだが、肌の部分が黒く、黒いシミそのものが風夜の形を借りて具現化したように見える。

「……風夜、貴方にそっくりですが見た目に惑わされてはいけません。所詮はナイトメアの使役モンスターですからあの程度、簡単に撃退できますよ」

しかし風夜はその使役モンスターから目を離せない。そこらの使役モンスターとは明らかに違うオーラを感じるのだ。

「……ブラック……あいつ、普通じゃない……舐めてかかると殺される……」

その黒い風夜(闇風夜)は扇を構える。


____次の瞬間____


すまないスクール全員を気絶させたのと

     ほぼ同等の暴風を生み出した____

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