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wki side
レコーディング終わり、真夜中の帰路をひとり歩いていた。
ぼーっと、一日を思い返していく。
そういえば今日の元貴、
もふもふのセーター着てた
寒くなってきたし、着込むよなぁ…
…涼ちゃんもジャケット着てたな。
猫の柄の…かわいかったぁ……
、、、あ、でも帰るとき着てなかったな
w「……忘れてったのか、、、」
明日” ジャケットがない! “って泣き出す姿が頭に浮かぶ。
しょうがないなぁと、
涼ちゃんの何度目かもわからない忘れ物を
代わりに取りに行くことにした。
w「あぁ… 真っ暗じゃん」
レコーディング室前、 扉のすりガラス部分を覗いて中 を確認してみる。
当たり前だけど、人影は見えない。
目を細めて見渡すと うっすらと、ソファの上にグレーのジャケットがあるのを見つけた。
w「さっさと回収して帰ろう…っと、」
そうドアノブに手を回す
ガタッ
w「……ん、?」
ガタッ ガタガタッ
w「んん? あれ…っ?」
開かない??
明日も使うからって鍵は閉め なかったはずだけど…
…まぁいいや。
先に涼ちゃんに連絡し とくか
*ジャケット忘れてってるよ*…と、
ピロンッ
w「…え、」
い、ま… 通知がドアの向こうから聞こえた
まさか涼ちゃん…まだこの中に??
呼び掛けてみるが返事はない。
この極寒の中ひとりで明かりもつけずにいるの?もしかして何かあったんじゃ…
最悪の事態が頭をよぎり、
全ての力を振り絞ってドアを押し開けた。
w「りょう、ちゃん……っ!!」
ドアが開くと共に、 どさっと音がした。
バックだと思いたかったそれは、足に重たくのし掛かる。
…あ、これ、人だ、
気づいた瞬間、 背筋が冷える。
肩にかかるくらいの茶髪
細身の体
他の誰でもない、涼ちゃんだった。
w「ぁ、…あ、うそ…なんで、、、!?
りょっ…、ねぇ、涼ちゃん?!起きて!」
f「 ……、」
w「あぁ…っ
ねぇっ、…涼ちゃんってば…!」
重ねた手から伝わる体温 は、
死人のように冷たくて。
なんで、なんでよ
帰るときはあんなに暖かく笑ってたじゃん
明日も笑ってくれるはずでしょ、?
名前を呼ぶ声が震える。
w「やだ、やだよ……起きてよ…
りょうちゃん、、、っ」
f「……」
f「 …… ん”、」
w「…!りょうちゃん、?!」
「よかった…!心配したんだよ?!」
f「 …あぁ、……」
なんだ寝てただけか…
そう安心したのもつかの間
こっちを見るなり、
恐ろしく冷たくて、それでも綺麗な顔で
ただ一言言いはなった。
f「……邪魔。」
w「 っ、え……?」