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おりひめばるつ!
ご本人とは何の関係もなし!
スタート!
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星川「ちょっ、やまぁ?!」
慌てて後ろを振り返ればもう扉は閉まっており
遠くから足音が聞こえる
甲斐田「あー……疲れ様です、?」
星川「おぉ〜お疲れ様、体調どう?」
甲斐田「だいぶ治りましたよ、無理させてすみませんでした」
なんて申し訳無さそうに言うが
今思うと好きな人の役に立てて嬉しい
あの時は気づいてなかったけどね
甲斐田「てか山神さんどした…?」
星川「ん〜…さぁ?」
甲斐田「ははっ笑、さぁ?か……笑笑」
星川「なぁに笑ってんだよ……笑」
その微笑み方すらも
もう愛おしくなってくる
甲斐田「フ景罪、仲直り出来たかな〜…」
星川「出来てんじゃ無い?フ景罪だよ?」
甲斐田「それもそうか笑」
この後軽く10分くらい雑談をするが
話し続けていると話題がなくなってしまう
今まではそんな事なかったんだけどな
甲斐田「………」
星川「…………」
星川「ねぇ、甲斐田」
甲斐田「はい?」
星川「なんでさ、星川達…恋愛観だけ合わないんだろうな」
甲斐田「急」
そう、急なのは分かってる
だけど聞きたい、甲斐田と星川…1番いい関係性は友達じゃ無くて…
恋人だって思いたい
甲斐田「ん〜…人間性?」
星川「そんな単純な物なのかなぁ…?」
星川「なんかさぁ…こう……色々さぁ……?」
そんな関係で終わらせたく無い
せめてもうちょっと諦めの着く理由がほし、い……
星川「………」
何諦める理由作ってんだ、星川
まだ諦めてたまるかよ
一番星は願いを叶える為に!!
星川「………」
甲斐田「…星川さん」
星川「ん?」
甲斐田「恋愛観が合わないのは…
多分友達が1番いい関係性だからじゃないですか?」
星川「ッ……!」
なんでそんな事言うの
やだよ
諦めたく無いよっ…甲斐田っ……!
甲斐田「だけどそれで恋を諦める理由にはならないんじゃないですか?」
星川「えっ…?」
甲斐田「分かりやすいんですよ…アンタ……笑」
その瞬間顔が熱くなる
うそ、そんな顔に出てた?!
ヤバいやばいタダでさえバレたのに…本人にバレる?!
甲斐田「で、どうなんですか?僕の事」
星川「っ〜〜〜〜……!」
星川「好きだよっ…ばぁーかっ……!」
甲斐田「ごめんなさい」
星川「ッ………!」
やっぱりか…そうだよね……
だって、コイツ恋愛の事ノイズって思ってるもん
だけど未練ない様にしてくれたんだよね、…
甲斐田「僕の方が好きです」
星川「はぁっ…?」
甲斐田の優しい指が頬をなぞる
気づいてなかったが泣いていたみたいだ
甲斐田「何泣いてんだよ…笑」
星川「っ……うぅッ…っ、」
そう言われるが涙は一向に止まらない
甲斐田の暖かい手がまた涙を拭いてくれる
星川「うぇっ…ぐすっ……んッ…うぅ………っ」
甲斐田「星川さん」
甲斐田「僕と付き合ってくれますか?」
星川「もちろんっ…」
星川「これからよろしくねっ…晴っ……!」
甲斐田「うん…サラさん」
そう2人で笑い合うがなんだか照れて臭くて
窓の外に目をやる
そこには…
星川「わぁ……!」
星川「見てっ…!甲斐田……!」
甲斐田「おぉ〜……!」
そこには満面の星空が広がっていた
その中で一際輝く星があった
甲斐田「…なんだか星川みたいだね」
星川「あ、星川じゃなくてサラって言ってよ」
甲斐田「やっぱ恥ずかしいからやだ………」
そう言っている彼は耳まで赤くなっており
なぜか目に涙を浮かべている
どんだけ恥ずかしいんだよコイツ
星川「なにしてんのぉ〜?晴?」
甲斐田「うっせぇ……サラのバーカ…………」
そう言う彼の声はとても小さく
もしかしたら聞こえなかったかもしれない
だけどちゃんと聞こえたよ
星川「バカでいいよ、バーカ…!」
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