ハクナツメside.
…あの二人の関係はなんなんだろうか。
昔の知り合い、それが引っ掛かる。
だけど昔の知り合いなら普通に言ってもいいのではないだろうか?…なのに急いで逃げてきた。それに、つぼ浦は“らっだぁ“と言っていた。…らっだぁ、気になるな。
そして僕は今、つぼ浦に捨てられようとしている。だけど服屋の近くだから結構状況わかるけどね。
「ハクナツメ。」
「…なに?」
「…さっきのことは、誰にも言うな。」
「それは、どうかな。」
「…っ」
つぼ浦は顔をしかめていた。少し震えている。…なんの恐怖を感じているんだ?
「…じゃあな。」
そう言い、僕は服屋の近くに捨てられた。
しばらくすると、皇帝が服屋に来た。
追いかけてきたのか…?だとしても、なんでわかったのだろう。警察のGPSか?
…なんにせよ、絶対秘密を暴く。
皇帝side.
らだお達を探していると、一つ怪しいGPSを見つけた。そこは服屋だった。
…らだお達、何を隠しているんだろうか。
隠さなくたって、我らは受け入れるのに。
服屋に着くと、近くにハクナツメがダウンした状態でいた。
「…皇帝。頑張って。」
「…ああ。」
きっと、あの二人のことだろう。
絶対に捕まえて、事情を聞いてやる。
『こちら皇帝。怪しげなGPSの場所に着いた。』
『了解。俺も行くわ。』
他の人たちは事件対応で忙しかったため、ちょうど休んでいたぺいんが来てくれるようだ。
「…よし。…ここにいたかー!ん?どこだ? 」
話を聞くと、この二人は知り合いのようだ。
一人は医者の服、もう一人はパーカーを来ていて一般人のようだった。
話を聞いて、少し怪しんでいると、喋れないはずだった一般人?が口を開いた。
「…らっだぁ、もういいよ。」
声は完全につぼ浦 だった。そして俺は医者服の男、らだおから殴られた。重い一撃だった。
「ら、だお…」
つぼ浦とらだおはパトカーに乗って逃走した。
「い“っ…ふぅ、ふぅ…」
かなり痛い。もう意識が飛びそうだ。
「誰か…」
そこで我の意識は堕ちていった。
ぺいんside.
「ッ、皇帝!」
服屋に着くと、皇帝が倒れていた。横にはハクナツメがいた。
…何でだ?戦った?だが、さっきの無線。
きっとらだお達を見つけたんだろう。
「大丈夫か?皇帝…ッ、」
「…ぺ、いん…」
「皇帝ッ!!!」
「ぺいんくん。」
「…ハクナツメ。」
「らだおくん達は、きっと逃げたくて逃げてる訳じゃない。…信じてあげて。」
「…言われなくても。」
「ぺい、ん…我は皇帝、だぞ…?こんなところでは挫けない…」
「僕と皇帝は、救急隊に助けてもらう。
…頼んだよ。」
「…うん!!」
任されたんだ、絶対に見つける。
…らだお達のためにも。
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続きまってます!つぼつぼとらだおの信頼関係が大好きです!