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#鬱展開
Mist-404
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mogyumogyuGemi
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Az・地下最深部「Genesis」
施設全体が激しく揺れる。
カプセルの中にいた青年は、ゆっくりと目を開いた。
黄金色の瞳。
全身から放たれる能力の波動だけで、周囲の機械が誤作動を起こしていく。
研究員が叫ぶ。
「能力値が測定できません!」
「Genesisが逆に制御されています!」
間宮トオルは静かに笑みを浮かべる。
「……素晴らしい。」
「君こそ、私が求めていた存在だ。」
しかし、その瞬間。
オールドマンが間宮の前へ立ちはだかった。
「やめろ。」
間宮が振り返る。
「何故だ?」
オールドマンは青年を見据えたまま言う。
「今、手を出せばAzは終わる。」
能研・市街地救援
ソウヤとイレイダは暴走した能力者の救助に当たっていた。
炎に包まれたビル。
瓦礫の下から子どもの泣き声が聞こえる。
「イレイダ!」
「子どもがいる!」
イレイダは頷く。
「私が道を作る。」
能力を発動し、瓦礫を拳で粉砕する。
ソウヤはすぐに子どもを抱きかかえ、安全な場所まで運んだ。
子どもの母親が涙を流す。
「ありがとうございます……!」
ソウヤは笑顔で答えた。
「もう大丈夫。」
イレイダは周囲を警戒しながら呟く。
「まだ終わっちゃいない。」
能研本部
達が解析結果を報告する。
「Genesisから放たれている能力波は世界中に拡散しています。」
燕が驚く。
「止める方法は?」
惣一は静かに首を横に振る。
「現時点では分からない。」
その時、通信が入る。
映像に映ったのはフランだった。
ハルシオン・通信
フランが真剣な表情で告げる。
「惣一。」
「Genesis内部で異常な反応を確認した。」
惣一も頷く。
「こちらでも確認している。」
フランは続ける。
「ハルシオンで現地へ向かう。」
「私たちは救助と外周警戒を担当する。」
惣一は短く答えた。
「感謝する。」
New World Order’s
千太は未来視を終え、額に汗を浮かべていた。
マリアが支える。
「大丈夫ですの?」
千太は苦しそうに息を整える。
「見えた……。」
「ソウヤがAzへ向かう。」
「そこで……。」
彼は拳を握る。
「世界が大きく変わる。」
マリアは静かに頷いた。
「なら、わたくしたちも動きましょう。」
マスタークラウン
マランは一人、夜道を歩いていた。
ネネが後ろから駆け寄る。
「マラン!」
「どこ行くの?」
マランは優しく微笑む。
「少し確かめたいことがある。」
「すぐ戻る。」
ネネは小さく頷いた。
「約束だよ。」
「ああ。」
その瞳には、以前のような憎しみだけではなく、迷いが宿っていた。
エピローグ
Az・Genesis最深部。
黄金の瞳を持つ青年が、ゆっくりと立ち上がる。
オールドマンだけが、その姿に深く頭を下げた。
青年は静かに問いかける。
「今は……何年だ。」
「西暦2026年です。」
青年は目を閉じ、小さく呟く。
「四百年か……。」
その言葉を聞いた間宮は目を見開く。
「四百年前……?」
青年はゆっくりと微笑んだ。
「長い眠りだった。」
その正体は、まだ誰にも明かされない。
しかし、その存在は世界の運命を大きく動かそうとしていた。
第42話 完
コメント
1件
わあ、第42話……もう一気に世界が動き出しましたね。黄金の瞳の青年が「四百年」と呟くシーン、ぞっとするほど美しくて、一気に物語のスケールが変わる感じがしました。オールドマンが間宮を止めるあの静かな「やめろ」も、すごく心に残っています。それからソウヤとイレイダの救助シーン、ああいう細かい優しさが散りばめられているのが、このお話の魅力だなって思います。次の展開が本当に気になります……!