テラーノベル
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__20XX年
ニュース速報!〇〇研究所何者かによって爆破テロ組織〇〇の仕業か?
爆破により謎のウイルスが世に放たれることになった。
このウイルスによる 被害者は特定できないほど多く、世の中は混乱に包まれた___
それから数年後。
人類はウイルスに対抗すべく、特殊部隊を創設した。
彼らは人々を家族を仲間を守るため日々鍛錬している。
「、、、ウイルスについて分かっていることはまだ多くありません――」
手元の資料に視線を落としたまま、研究員は抑揚のない声で続けた。
「まず昆虫類に感染しそこから人や動物、最近では植物にも感染しているのではないかと報告が出ていま――」
「えー!!!植物にも感染するのかよ!」
静まり返った会議室に、ユウの声が響く。
一斉に、皆の視線が彼へと集中した。
ただ一人を除いて――
「私語は不要だ。続けろ」
司令官カエデの一言が、場の空気を一瞬で引き締める。
(…やべ)
次の瞬間、隣から鈍い衝撃が走った。
「…ッ!」
足を踏まれた痛みに、ユウは思わず顔をしかめる。
ちらりと視線を横に移すと、先輩のジンが無言でこちらを睨んでいた。
――黙れ。
そう言わんばかりの視線に、ユウは慌てて背筋を伸ばす。
(後で絶対怒られるやつだ、これ)
「…失礼しました。続けさせていただきます。
現在判明している情報から、ウイルスは昆虫類を媒介として拡散し、人間や動物へと感染を広げています。さらに最近では、植物への感染の可能性も報告されています。
ですので、戦闘中および調査中は極めて危険を伴いますが、研究素材の採取へのご協力を、引き続きよろしくお願いいたします」
研究員は一礼し説明を終えた。
「続きまして、先日の戦闘中の結果報告を――」
月に一度の報告会議。
司令官、研究員、そして隊員たちが一堂に会する場だった。
報告会議が終わり、隊員たちは次々と会議室を後にした。
――ただ1人、ユウだけを残して。
「…ユウ」
「…ハイ」
長い沈黙の後、口を開いたのはジンだった。
「声がでかいのはいい。だが、場所を選べ」
「…ハイ」
それだけだった。
それ以上の言葉はない。
再び、重たい沈黙が会議室を満たす。
「…もう戻っていいぞ」
「っえ??」
思わず顔を上げる。
もう少し怒鳴られる物だと思っていた。
だが、ジンはすでにユウから視線を外し会議中に配られた書類に目を落としていた。
そこに記されていたのは、簡素な報告の一文だった。
――感染進行個体、処理済。
対象コード:B-03
その番号に、ジンの視線が止まる。
ほんのわずかに、眉が動いた。
だが次の瞬間には何事もなかったかのように、ページをめくった。
ユウは不思議に思いながらもジンに一礼して会議室を後にした。
tg(愛💚🍅)
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コメント
1件
うわー、世界観が一気に飛び込んできた…!ウイルスが植物にまで感染するってところが新しいし、不気味で引き込まれる。ユウの能天気そうだけど憎めないキャラと、ジンのピリッとした空気感の対比がすごくいい。しかも最後の「B-03」の処理報告、ジンが一瞬反応したの絶対何かあるよね…。続きが気になるし、もっと読みたいって思わせてくれる始まりだったよ🌙