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あれから本格的な旅に出れた。
昼は地図片手に道を進んで、襲ってきた魔獣を倒して夕暮れ時には寝床を探す、今日で3日目
今は静かな星空を満喫中。
あれって…アウローラウルフ…普通の人は見つかったら生きては帰れない噂…
アウローラウルフって夜明けに鳴くからアウローラなのに…何で夜の今?…
私の視界に綺麗なアルビノのような髪が入った。
?アルビノ…黒翼の騎士団の人!あの人を獲物とみてるんだろうか?確かに図鑑に肉食って……?
ワオーン、ワオーン
!
群でいる!…そうしたら昨日の試してみようかな…
私は手の指先に氷の氷柱を作った。
刺されたら凄く痛そうな形に整形してから、長くしてみた、ギャルのつけ爪を憧れて作った。
ふふ、これで今日はお肉、お肉…
そう能天気そうに考えていると、狼は獲物を捕らえるような眼差しを私に向けて飛び付いてきた。
私は飛び付いてきた時に私に向けた前足をさっき作った爪で切り落とした。
狼は他の方向からも私を襲ってきたけど、色々とやってバサバサと狼が9、10匹倒れたけどまだまだいる、そう言えばと思って黒翼の騎士団の方に視線を向けたら綺麗な剣裁きで次々と狼を倒していく。
それでもあと30は居るだろう。
アウローラウルフは少なくとも50〜80匹単位で行動している、だから一度見つかったら生きては帰れないと言われる。
痛っ!腕がやられたな…
私は考え事をしながらだったから集中力が下がっていたらしい。
私の爪は赤い液が滴っている
くそっ…麻痺してくるから上手く動かせない…駄目駄目、冷静に…冷静に…どうしたらこんな奴等を倒せるだろうか?
元々気性は荒いから異常な動きで見てて怖くなる…私の周りには20匹くらい倒れているけどこの群れ大きそう…ざっと見て90単位くらい?ヤバイ…私の腕が保たない…
あの人は怪我こそは見えないけどスタミナがかなりきつそう…あの人もまだ30くらいしか倒せて無いし…どうする?
こんな時は…やっぱり魔法?でもあの人にも怪我をさせてしまうかも…私そんなに調節が効かないし…
あの人が剣を地面に刺してしゃがみ込んだ。
汗が顎下に垂れてハァハァと肩で息をしている。
えっ!ちょっと私は自分の事でいっぱいだよ!
あ〜ぁ…結局魔法になるか…
そう自分の中で独り言をつぶやきながら電気の流れた水の玉を狼めがけて当てた。
狼はウゥ〜と言って私に近づこうとしない。
致命傷を与えられる魔法はこの人も居るから辞めておいた、だけどもうそろそろ使わないと私の腕が保たない…
って私2歳半の体だった!…こんなにも頭が周る2歳児…すっかり忘れてたけどもう後には戻れない…
もう私はやっちゃえ!と言わんばかりに頑張って私とあの人以外の所を狙って竜巻を起こした。
竜巻が収まると巻き込まれた狼がバサバサと倒れたり逃げていったりしてなんとか乗り越えた。
「凄いな、まだ3歳くらいだろ」と言ってその人が立ち上がった、凄く顔色が悪くフラフラとしていた
「大丈夫ですか?」
「少しコンディションが良くなくてね…迷惑をかけたな、ええっと…名前は?」
「マーシャ、マーシャ・ドラローシュです」
「僕はピエリック・ル・ムートンだ、それで」と一息置いて私の目線まで腰を降ろしてからピエリックさんは「広場で父親みたいな人と口喧嘩していた子?」
「えっと…まぁはい…」
「やっぱり…君のお兄ちゃんが危なかっしかったから一月ほど前までは僕の仲間と一緒に旅を手伝ってあげたよ」
「えっ!…一月ほど前って?」
「今は僕のパーティー仲間と別行動を取っている」
「そうですか…でも生きているって事で合っています?」
「あぁ、そうだな」
「良かった…」私があからさまにほっとしていると
「腕、大丈夫?」とピエリックさんは指指した
「少し切っちゃって…治るのには時間がかかりそうですね…」
「ちょっとじっとしてて」そう言ってからピエリックさんは私の傷の上に手を添えて治癒魔法をかけてくれた
「凄い…治ってる…」
「今まで独り?」
「…はい」
「その歳で独りとは凄いな、剣の腕も大人顔負けだし…一体何者なの、マーシャちゃんは?」
「ちゃん付けは大丈夫です、まぁ訳アリの子供ですよ、私は」
「そっか…でもここは危険だからお互いに気を付けないといけないな」
「そうですね…でも何でアウローラウルフが…?」
「多分、食べ物にありつけない奴等が1日中獲物を探しているんだと思う、最近ここに近い村は飢餓に苦しめられていると聞いている」
「そんなに不作何ですか?」
「いや、交易が上手くいってないんだ、だから皆木の実を取っていったら狼の食べ物が無くなった、という考察だ」と言ってピエリックさんが立ち上がったけどふらついてそのまま倒れた
「ピエリックさん!って!凄い熱…」
少しおでこを触ったけど40度はありそうな高熱って…部屋で安静にさせたい所だけどそんな事も出来ない…ここで少し看病かな…?
私は自分の推奨サイズより大きめのリュックの中から自分用にかった大人サイズの布団をかけた
その後に、おでこを冷やす用の氷と氷を入れる用の布袋を取り出しておでこに当てた。
大丈夫かな…?少しここで私も寝よう。
私は目を瞑って夢の中に入った。