こんにちは!
いいねがたくさん来て調子に乗っている今日この頃!
って事で書きましょう!
注意
イギフラ貴族パロ
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石畳の道を、フランスはひとり帰っていた
煌びやかな大広間を抜け外に出る
…穏やかで静かだ
けれど彼女の心は、少しだけ刺々しい
🇫🇷(はぁ……ほんと、どこにでもいるんだよね、 ああいう自分に自信ありますみたいな男)
フランスはわずかに眉を寄せながら、軽く裾を払った
さっきまでのしつこい男の声が、まだ耳に残っている
城の門に差しかかったときだった
――カツン、と馬の足音
フランスが顔を上げると、自家の家紋が入った黒い馬車が、音もなく彼女の前で止まった
扉が開いて、ひとりの女性が降りてくる
フランスの専属メイド
いつも通り背筋を伸ばし、息ひとつ乱れず、完璧な礼をする
「お迎えにあがりました、フランス様。」
「……メイド? なんでここに?」
🇫🇷(今日は勝手に外出したはず…)
思わずフランスは目を丸くした
まさか迎えが来るとは思っていなかったのだ
「フランス様が外出されたと伺いましたので
ご無事を確認するのは、私の務めでございます」
いつもの丁寧で落ち着いた声
フランスはほんの少し、気まずそうに視線をそらした
🇫🇷(……過保護すぎ でも心配してくれるのは嬉しいけどね)
「乗り場までどうぞ。」
促されるまま、フランスは馬車へ乗り込む
〜馬車の中〜
「本日、何かございましたか? 少しお疲れのご様子に見えます」
🇫🇷「……まあ、ちょっとね」
「ちょっととおっしゃいますと?」
🇫🇷「んー……しつこい人がいたの。まぁいつもと同じよ。
口説いてくる人って、どこにでもいるでしょ」
フランスは面倒くさそうに肩をすくめる
まるで雨に降られた程度の出来事として扱う
メイドはわずかに眉をひそめる。
「危険はありませんでしたか?」
🇫🇷「ないよ。めんどくさかっただけ」
短く答えたが、フランスの心にはひとつの言葉が浮かんでいた
🇫🇷(あんな奴ら信用出来ないわ)
それを口にするつもりはない
言っても、余計に心配させるだけだ
「……次回からは、ひと声おかけくださいませ
フランス様がどれほど目を引くか、ご自覚を」
🇫🇷「そんな大げさじゃないよ。」
苦笑いで返しつつも、照れを隠すように窓の外へ視線を逃がした。
メイドは、それ以上追及しない。
馬車の中は静まり返り、車輪の音だけが響く。
〜屋敷〜
馬車が大きな屋敷に入ると、メイドが先に降りて扉を開ける
「おかえりなさいませ、フランス様」
🇫🇷「ただいま。」
フランスは軽く会釈し、自室へ向かう。
ふわりと風が吹き、耳元でさっきの声が蘇った。
そしてほんの一瞬
あの人をよぎった
🇫🇷(イギリスね。)
🇫🇷「いい人だったわ♪」
そう呟き、扉を閉めた。
時計の針は0時を超えていた…
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おかえりなさい!
どうでした?
今回はイギリス出ませんでした!
すみません💦
イギフラ要素そんななかったですね…
次回は番外編にする予定です✨
世界観は壊れないのでご安心を!
それでは〜
たくさんのいいねありがとうございます!
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