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…〜王都公爵家〜…
「お嬢様、カエラお嬢様。入りますよ」
「ええどうぞ、チルナ。今日はなにかあったかしら?」
「いいえ、特には。本日も変わりありません」
「そう。ねえ、チルナ」
「はい」
「今日は何をしましょうか」
「…お嬢様の御心のままに」
…〜地方公爵家〜…
「お早うございます、コハリア様」
「お早う、レオ」
「読書、ですか?…平和な朝ですね」
「そうね。騎士である貴方が県を抜く必要がないことが、何よりも平和の証だわ」
「ええ。…いつも通り過ごすことができますね」
…〜王都宮殿〜…
「カコア様、起きてくださーい?朝ですよ〜」
「ううん…もうちょっとだけ……」
「ほらほら、お部屋の外でヒロストが待っていますよ。今日はお父上のところで行かれるのでしょう? 」
「!!そうだった!いそがないと!ミハリナ、ありがとう!」
「いえいえ。では、行きましょう。ほら、ヒロストですよ〜」
「御早うございます、カコア様」
「おはよう、ヒロスト!」
「それではヒロスト、あとは任せるわ」
「…承知しました」
…〜内殿〜…
「…チャリアよ」
「はい、ヒデラキ様」
「…命を与える」
「…はい」
「我が娘の様子を見よ」
「…はい?」
「いいか、最重要命令だ」
「…承知いたしました」
……☆★☆……
カツンカツンと足音が響く。
「様子を見る、って……なに?」
チャリアは、困惑した。
「とりあえず…どうしましょう…」
これは、何ら変わりのない日々の、小さな波乱を描いた日常譚。
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