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舜太side
ホームルームが終わった。
俺はすぐに席を立ち、じゅうの方へ向かう。
今日こそ誘う。
そう覚悟を決めていた
それも、最近は意識してしまって、前まで簡単に出来ていた放課後の遊びの誘いも出来なくなっていた。
でもこのままじゃ、だめだ
大丈夫、いつも通り…
「ねぇ!じゅう!」
「ん?どーしたの?」
「今日の帰り、行きたいとこあるんやけど、空いとる?」
少しの沈黙
「空いてるけど、どこ行きたいの?」
「…ここ なんやけど、」
スマホの画面を見せる。
距離が近い。鼓動が速くなるのがわかる。
柔太朗side
久しぶりに舜太に放課後行きたいところがあるとお誘いを貰った。
見せてもらったスマホの画面にはパン屋さんの写真が映っていた。
「…パン屋さん?」
「そう!ここのメロンパンが美味しいらしいの!」
そう話す舜太の笑顔は眩しかった。
「そうなんだ。楽しみだね」
「俺もほんまに楽しみやわぁ!1日頑張れる!」
そのとき、
「お前ら、ほんと仲良しだな笑」
クラスメイトがそう言った。
「もちろん!俺ら幼なじみやで?笑」
「幼なじみにしても、距離近くね?笑」
「それな笑お前ら付き合ってんの?笑」
「は、はぁ?そんなんじゃ、」
舜太は、焦っていた。
「舜太なんでそんな焦ってんだよ笑」
「い、いや…びっくりしたの!」
舜太は、どこか苦しそうな笑顔でそう言った。
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなり、自分の席に戻る。
俺は、さっきの舜太の顔が忘れられなかった。
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