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翌日の放課後
綾子は和也の病室に来ていた
綾子:和也…
和也は未だに目を覚ましていなかった
綾子:(大丈夫かな…)
綾子:(このまま和也が目を覚まさなかったらこれからどうしたら良いの…)
和也に一途な綾子は、この状態にますます不安が募り出す
そんなある日、校内で綾子と和也が交際に発展している噂が広がっていた
男子生徒:あの、川島さん
男子生徒:今日の放課後残って欲しい…
綾子:私も忙しいんだから手短に済ませるって言うなら話聞くよ?
男子生徒:ありがとう…
そして放課後
男子生徒:ごめん。わざわざ残ってくれて
男子生徒:遼河と交際してるって噂で聞いたんだけど、今の状態じゃ無理でしょ…?
男子生徒:それで、良かったら遼河の代わりに僕と付き合ってくれませんか…?
綾子:…ごめん、その気持ちは嬉しいけど今は応えられない
男子生徒:何で…今の遼河には無理だろ!!
綾子:無理じゃない!私はずっと和也を一途に愛してるの…!
綾子:それも分かんないなら無理。今行かないとダメだから…
そう言って綾子は教室を出た
その後、和也の病室にやって来た綾子
和也:…
綾子:和也…
和也:…
綾子は眠る和也の手を両手で握り締める
綾子:お願い…起きて…グスッ
綾子:和也がいなくなったら私…グスッ
想いが溢れて泣き出す綾子
すると…
綾子:えっ…?
握り締めている和也の手がかすかに動いた感じがした