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和也:んっ…?
綾子:和也!!私が誰か分かる?
和也:綾…子か…?
綾子:うん!綾子だよ!
綾子はナースコールを押した
看護師:和也さん!お目覚めですか?
和也:はい…
綾子:良かったぁ〜!グスッ
和也:え、綾子どうした…?
綾子:全然目覚まさないから不安で不安で…
和也:あぁ…
和也は綾子の頭を撫でる
和也:綾子、俺さ…
綾子:アルツハイマー症なんでしょ?
和也:え、うん…
和也:次第に綾子との思い出とか、今まで2人で過ごした時間とか何もかも忘れちゃう…
和也:だから…もう俺を捨てて生きてくれ…
綾子:…嫌よっ!!
和也:え…?
突然の大声に戸惑う和也
綾子:何でそんな事言うの!!
和也:だって…こんな俺となんかいたって…
綾子:そんなの気にしないでよ!
綾子:私はずっっっと和也に一途なのに!
綾子:たとえ和也の記憶が無くなったとしても私はその日あった事を日記として書く!
綾子:私が全力で和也に尽くすから!
綾子:だから別れるなんて言わないでよ!
綾子:私には和也と言う人間が必要なの!!
綾子はありったけの想いを叫んだ
和也:綾子…グスッ
綾子:和也…
和也:ごめん…ごめん…グスッ
綾子:和也…グスッ
2人は抱き締め合った
綾子:私は離さないから…和也の事…絶対に
和也:ありがとう…
この光景に病室にいた全員が安堵していた