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とある日、楽屋にて
佐藤「…」
スイーツを食べる生江の後ろ姿を、何やらじっと見つめている佐藤。
流石に視線を感じたのか、生江は佐藤の方へと振り向いた。
生江「なに一期(笑)食べたいの?」
佐藤「くれんの?」
生江「別にいいよ?」
佐藤「じゃあ貰う」
互いに問いかけるばかりのやり取りをすると、佐藤は生江の横(ソファ)に腰を下ろした。
佐藤「…なあももや」
生江「んー?」
佐藤は、じっと生江の横顔…いや、耳の方を見つめている。
佐藤「お前、耳塞がった?」
そう聞かれると、生江は一瞬目を丸くした。
生江「え?いや、大丈夫だと思うよ」
佐藤「ピアス、お前穴あけても全然つけてねーじゃん。マジでいつか塞がんぞ」
無関心そうにスイーツを食べながらそう言う佐藤。
生江「大丈夫だって。ちゃんと夜は付けて寝てるし」
佐藤「つーかピアス付けねーならあけた意味ねーだろ」
生江「そんなことないって。穴が開いてれば、ピアスつけたい!って思った時すぐにつけれるでしょ?」
佐藤「意味分かんね」
生江「マジか(笑)」
佐藤「オレがわざわざ開けてやった意味無かったんじゃねーの」
生江「いやいや(笑)けど一期にしか頼めなかったんだもん。雅吉もツツジもピアス開いてないしさ。かと言ってリョースケ(クラスメイト)に頼むのはなんか怖かったし」
佐藤「あの人の方がオレより慣れてそうだろ、多分。オレ人に開けたこともなかったし」
生江「えー、慣れてるからこそ怖いんじゃん」
佐藤「何言ってんだてめー」
佐藤はそう言うと、最後のひとくちを口につっこんだ。
生江「あ、一期!何全部食べてんのさ〜〜」
佐藤「ワリ」
生江「もう…まあいいけど 」
佐藤「っしゃ〜、さっすがももや」
生江「(笑)」
生江(ほんっとオレ、ダメダメだな〜)
生江桃也は自覚している。
自分の言動が人をダメにすることを。