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26 - grem

♥

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2024年10月14日

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最近見た夢で印象的だったのはひとらんさんがどっかの高校(多分群馬だった)で教員として働いてた夢です。

漫画研究部の顧問やってた。


今回gremなんでhtさん関係ないけどね。

htemもいつか書きたいけどhtさんの出てる動画ほぼほぼ見れてないんすよねぇ……


今日のはまた作者の好きな花が絡んでます。花言葉とかついつい調べちゃいますよね!







では、どうぞ……










































grem【イバラの鎖】


朝、目が覚めると

枕元に花が置かれている事がある。



今日も今日とて目を開ければ、自身の部屋にあるはずも無い花が

顔のすぐ横に、一輪だけ置かれていた。


まだ新しいらしく、花弁も葉も美しいまま







誰が、なんて

探るまでもない。









「……今日は黒薔薇ですか…」









これまた、直球な






恐らく昨日、彼の右腕と謳われる書記長ことトントンさんと長話をしたのが気に触ったのだろう。



彼はなんと言うか、執着やら独占欲やらがそれはもう凄まじいのだ。

最初は怖かったし、何より自由に動けないのが苦痛で何度も彼の目をくぐり抜けようとしたのだが結局バレて肉体的にも精神的にも痛い目にあったのでもう諦めたが……





自由を謳う国の主が、たった一人の人間の自由を奪うとは皮肉なモノだ。






「…政府ごときが一個人に介入すべきでは無い……と、キミが言っていたのにね」



「グルッペン」







彼は一体、何をあんなに怯えて居るのだろう。

別にグルッペンの元から離れる気なんてハナから無いし、外に出たいのは自分の体で色々なことを体験したり、見てみたいからだ。

それに、わざわざあの魔王の様な驚異的な存在を敵に回してまで特段役にも立たない一般人を奪おうとする好事家なんて居るはずもないだろうに。

万能なトントンさんや戦闘能力がずば抜けているゾムさん、顔面偏差値カンスト級のコネシマさんとかならまだしも。





あぁでも、この瞳ならオキュロフィリア(眼球性愛)に高く売れるかもな…








「……どうすればキミを理解出来るのかな…グルッペン」







自分が他人の感情に疎い事は自覚しているが、特に恋愛経験の無い私に、彼の感情は難し過ぎる。

最近他の幹部達が何処かよそよそしいのも、もしかしたら彼が手を回しているのかも知れない。















私はただ


好きな事をしていたいだけ。

本を読んだり、買い物に行ったり、街を散歩してみたり、仲間や友人とおしゃべりをしたり、お茶を飲んだりしたいだけ。











でも












「キミはそれを許してくれないもんね」












まるで鎖で繋がれているみたいだ。



色とりどりの花で飾って、その棘を隠している、イバラでできた鎖。





逃げられない事など、分かりきっている。





だから今日も

彼が造り上げたこの箱庭で、イバラの鎖に繋がれたまま

退屈な時間を過ごすのだ。



























まぁ有名なんで知ってる人多いと思いますけど、黒薔薇の花言葉は『永遠の愛』『貴方はあくまで私のもの』だそうです。


このお話に出てくるgrさんを花で例えるとイカリソウとかでしょうねぇ。




それでは、また次の作品で……







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