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医務室
朝、太宰は起き上がることができなかった
下腹部の激痛に加え腰に巨大な鉛をぶら下げているような耐えがたい重だるさが彼を襲っていたからだ
「……くっ、腰が割れそうだ……」
シーツを握りしめて呻いていると廊下から騒がしい足音が聞こえてきた
「太宰くん落ち着いて。二日目は経血の量が増えて子宮を収縮させるプロスタグランジンの影響で腰痛が酷くなりやすい時期なんだよ」
「プロスタ………なんて?」
「プロスタグランジン」
「プロスタグ……もういいや。どうすればこの腰の重さは消えるの?」
太宰の問いに森は手際よく温かい布を手に取った
「まずは冷えを去ることだよ。太宰くん、その湯たんぽでお腹だけでなく仙骨も温めてみて」
「…こう?」
腰の要所に湯たんぽを差し込んだ
じんわりと伝わる熱に痛みが少し和らぐ
「…あ。…すごく楽になる…お腹だけ温めるよりずっと…腰の芯まで熱が届くみたい…」
「腰を温めると骨盤内の血流がよくなって経穴の排出がスムーズになるんだよ」
「仕上げにハーブティーもね」
「…ありがとう」
〈日常に役立つ知恵〉
・「腰」の温めが鍵
生理痛と言えばお腹を温めがちですが実は腰…仙骨付近を温めるのが非常に効果的です。仙骨は腰の真ん中のお尻のすぐ上にある骨。太い血管が集まっているため、効率的に骨盤内を温め痛みの原因物質の滞留を防ぎます
・飲み物は「ノンカフェイン」
カフェインは血管を収縮させ痛みを増長させることがあります。麦茶、生姜湯、ハーブティー(カモミール等)など血管を広げる温かい飲み物が最適です。
・ストレッチより安静
二日目は経血量が多いため、無理に動くと漏れや貧血の原因になります。この日はお腹と腰を挟むように温めて寝るのが最も理にかなった養生です。
コメント
2件
中太尊すぎてしぬからお墓立てといて!!