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体内時計が煩く鳴いている。
起きろ起きろと叫んでいる。
起きたくなかった。
しかし、お腹が空いたので身体を起こした。
『……痛、』
地面は硬かった。コンクリートだった。
目を開けると、1つの照明もついていない、真っ暗な部屋だった。
知らない部屋だった。
正面にドアがあるだけの、何も無い部屋。
『……!』
嬉しかった。
ここで行われることに。
自分の願いが叶うかもしれないことに。
『…ふふっ』
思わず笑みがこぼれた。