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sm視点
呼ばれたけどなんだろう…
sm「ごめん、行ってくるね」
kr「ん、あぁ」
br「いってらっしゃ〜い!」
shk「行ってら」
br「smもモテ期かな〜w」
shk「wwあいつどうするんだろうな」
kr「…(付き合ったらknはどう言う反応するんだろ)」
kr「まぁ絶対ないと思うけどボソッ」
nk「何が?」
kr「別になんでもないよw」
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ー校舎裏ー
sm「呼び出してどうしました?」
女の子「そ、その…!」
sm「?」
女の子「す、す…好きです!つつつつつ…つ、
付き合ってください!」
sm「…え?」
告白か….
俺の気持ちも隠すために
付き合うのも手か?
….でもそれでいいのか?
sm「ごめん。考えさせて」
女の子「…今のところはどうですか?」
sm「….付き合ってもいいとは思ってる」
女の子「!!」
sm「でも….でも….」
sm「こんな…思いで付き合うのは….」
女の子「….何かあるんですか?思いが」
sm「ん….ま、まぁ?」
女の子「聞かせてくれませんか?
何を聞いても嫌いになんてなりません」
女の子「まぁ今のままじゃ私が嫌っても意味は
無いと思うんですけど笑」
sm「….わかった。ちょっとだけ。
聞いててくれる?」
女の子「!はい!」
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俺は昔から人と話すのが苦手だった
そのせいで『気味が悪い』とよく言われた
そのせいでいじめられていた
ー小3ー
sm「痛っ….」
いじめっ子「チッお前気持ち悪いんだよ!」
ドンッ
sm「痛いっ…」
小3からいじめられてそれは6年まで続いた
親は母が他界、父は忙しく
助けてなんかくれなかった
sm「お父様….その…」
父「なんだ?」
sm「ビクッそ、その…」
父「…うるせぇ。喋ってる暇が
あったらさっさと家事か勉強しろ」
お母さんは俺が産まれた時に他界した
元々体が弱かったらしい
お父様はそれが気に入らなかったらしい
そしてお父様は会社の社長でもあった
俺が頭が悪いのも受け入れられなかったのだろう
学校や家での
暴言や暴力の毎日だった
中学生になってからは
俺は受験をして別の中学に行った
かろうじて受験の時などのお金や学費は
払ってくれた
偏差値が少しいいところに行ったからだろう
でも家での扱いはよくはならなかった
sm「お父様」
父「あ“ぁ?」
父「お前なんかが話しかけんなよ‼︎」
sm「っ…」
sm「その…高校についてなんですが…」
sm「高校生になったら別の場所で
一人暮らししてもよろしいでしょうか?」
父「っ勝手にしろ!」
父「…生活費は出してやる」
おそらく自分がこんなのだと天国のお母さんに
怒られる。
そして社長である自分が
息子に対してこんな扱いで自分の評価が悪くなる。
そう考えたのだろう
中学生活は正直小学校とそんな変わらなかった
人と喋ることなく誰にも愛されなく終わった
そこから俺は少しずつ愛を求め始めてきた
そうして俺はこの学校に来た
中学と一緒でクラスで一番最初に来たのは
俺だった
次に来たのはnkたちだった
nk「うわぁぁ!ここが俺たちのクラスか…kr!」
kr「うるさいぞ〜w」
nk「はーいwお母さんw」
kr「誰がママだw」
sm「元気だな…」
次に来たのはshk達だった
shk「ここか…あ、もう人いる」
br「本当だ〜!よろしくね〜」
きっとnk達と俺に話しかけてたけど
俺は無視した
話してもうるさそうだったからだ
nk「あ、よろしくね!名前は?」
br「僕はbroooock!」
shk「俺はshk」
kr「俺はkr、こいつはnk」
正直ここもあんま聞いてなかった
勉強して認められた方がいい
そう思った
次きたのは….knだった
kn「仲良いやつら別のクラスかよーw…ん?」
何を思ったのか一番最初に
俺のことに来た
kn「よろしくね‼︎ニコッ」
sm「….」
俺は無視をした
nk「あの子気になるね!」
nk「ねーねー!君の名前は?」
sm「うるさい….」
kn「冷たいよ〜w?」
sm「….」
kn「…..あ…」
sm「?」
kn「ちょっと来て?」
sm「え?」
正直びっくりした
急になんか分かったような顔で誰もいない
教室に連れて行ってくれた
kn「おいで」
sm「?」
kn「膝座っていいよ?」
sm「なんのために?」
kn「いーから!」
sm「わかった」
ストン
kn「….辛かったでしょ?」ナデナデ
sm「……え?」
kn「この傷さ、ずっと残ってる傷でしょ?」
sm「….よくわかったね」
kn「古いからね。なんもしてないの?」
sm「え、う、うん」
kn「どこでできた傷?」
sm「小学校でいじめられてて…」
kn「親は?」
sm「俺のことどーでもいいから。俺の親」
kn「辛かったでしょ?泣きたかったら
泣いてもいいんだよ」
sm「….」
視界がにじんだ
sm「っ….!」
sm「う….ぅう……ポロポロ
うあぁぁっ…..(泣」
すごく暖かい言葉
今までで一番落ち着けた
この時から俺は…knが好きだった
でも俺は無理だって思った
バイセクシャルなんて知られたら気持ち悪いって
思われると思うから
元々依存だったのかもしれない
俺のことに気づいてくれて気にかけてくれて
知ってくれる…優しい人だったから
でもそれでも俺は
好きだって…そう思った
でもやっぱり依存でも、バイセクシャルでも
気持ち悪いと思われたくなかった
だから隠した
でも隠せなかった。今の今まで
隠せたと思っても無理だった
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ー今ー
sm「これが今までのこと」
女の子「…..辛かったんですね」
sm「まぁね」
女の子「今の話聞いたらkn?さんには
勝てなさそうですね…w」
sm「でも俺は….」
女の子「隠さなくていいんじゃないでしょうか?」
sm「え?」
女の子「パンセクシャルは確かに
気持ち悪いと思う人もいると思います。でも、
あなたが好きな人はそんなことで嫌いになるような
心の狭いひとですか?」
sm「違う….けど」
女の子「応援は出来ませんけど
好きな人が悩んでるんです。手伝いますよニコッ」
sm「ありがとう…でも少し考えよっかな
返事も、少し考えさせて」
女の子「はい!」
sm「一週間後には返事するから」
女の子「分かりました!戻りましょ?」
sm「うん。教室まで送ろっか?
1人は寂しいだろうし」
女の子「や、大丈夫です!」
sm「そ、そう?わかった。また一週間後」
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