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#お話
ユ
82
#オリキャラ
腐った炭酸水の泡
390
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獣道を抜けて少し歩いたところにステンドガラスで出来た洋館がそびえ立っていた
大樹の隙から流れる光が反射し、所々に色を与えていた。
洋館に入ると底から上まで蔵書に埋めつくされており、真ん中に1つ席とアンティークプレジデントデスクが置いてある。
近くまで進むとなにかの気配がした
振り返り私はすぐに腰を抜かしそうになった
それは見るからにして白鯨そのものだった
貴方、誰…?
人間では無いのに、つい話しかけてしまった。
私の事ですか。
人ではないのに喋った。また腰を抜かしかけた。
私の名前は、鯨治郎《けいじろう》と言います。まぁ、見た目がこんなものですから、子供達からはくじらくんだとかしろとか言われますけど…
ところで其方の方こそ何故こんなところに…?
部屋の窓からはいったら、こんなとこに来ちゃったんです。
ここは、何処なんですか。
私の質問に鯨治郎は淡々と答えた。
貴方はまだ、この世界についても知識がうとそうなので、私の方から説明させて頂きます。
この世界は夏星と言います。名前の通り年がら年中星全体の季節が夏で動いています。
この夏星は四時星連群《しいじせいれいぐん》という四季折々の星々の中の一つの惑星なんです。
へ、?
私はそんな事生まれて1度も聞いたことがなかった。
16年間生きてきて、教科書で見た惑星なら太陽系だとか銀河系とかそう言うのしか見た事がない、この群というのはいわゆる四季系とかそう言うものなのだろうか。
まぁ、驚くのも分かります。ここに来る人の大半は小学生未満の幼児です。幼児であれば間違えて窓を通った可能性が高いので、説明もせず帰すことの方が多いですけどね。そういえば、貴方.名前は
そよかです。
そよかさん、ですね。ではもうひとつこの場所の面白い話でもしましょう。
よ、よろしくお願します。
この場所は太陽系とは異なる場所に位置していると言われています。つまり時間の流れも太陽系とは異なってきます。一日の時間がそちらが24時間だとすると、単純にこちらの一日が2400時間あるということにされています。
つまり時間はほぼ流れていないのと同じなのです。
私は驚いて言葉が出なかった。
でも時間は動いているので、現実との差に紛らわされないよう、気をつけてください。
あと、今の時間が朝や昼間に見えるかもしれませんが、遅い時間なので、良ければこちらで一休みしていってください。それからまた、話しましょう。
わ、分かりました。
言われるがまま寝室に行きハンモックに寝転がった。
コメント
1件
「白鯨の案内人」第2話、読みました!洋館のステンドグラスの描写から始まって、白鯨・鯨治郎さんの登場にびっくり。思わず腰抜かしそうになったそよかさんの気持ち、すごくわかります(笑)。それにしても「夏星」の2400時間1日という設定が面白いですね。時間がほぼ止まってるって、戻れるのか心配になります…。ハンモックで休む流れ、次が気になります!