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コメント
1件
なるほど……この2人の距離感、めちゃくちゃ面白いですね。レイが「別に」「知らない」と突き放しながらも、カイにだけは警戒を解いてるのが絶妙です。特に「昔からいるから」の一言の破壊力よ……無自覚なのがまたいい。カイが「知らないふり」してるラストも含めて、読んでてじわじわくる温かさがありました。楽しみにしてます!
なんか、早くありません?さっき出しましたよね?すごくありがたいんですけど……怖いですね、うん、怖いです。
# 第2話 距離感がおかしい
翌日の昼。
「レイ!」
「……何」
「出かけようぜ!」
「嫌」
「まだ場所言ってない!」
「外でしょ」
「外だけど!」
レイはソファに座ったまま、ゲーム機を操作している。
カイはその前を行ったり来たりしていた。
「今日は涼しいところだから!」
「どこ」
「ショッピングモール」
「人多い」
「じゃあ別のところ!」
「めんどくさい」
「お前、昨日からそれしか言ってなくない?」
「便利だから」
「それ昨日も聞いた!」
カイがレイの目の前に立つ。
「ほら、準備しろって」
「……」
レイはゲームを続ける。
「レイ」
「何」
「行こうぜ」
「……」
「なあ」
「……うるさい」
「行く?」
「……分かった」
「よっしゃ!」
レイがゆっくり立ち上がる。
「ただし、長時間は無理」
「分かってるって!」
「あと人が多かったら帰る」
「はいはい」
「あと暑かったら帰る」
「それもう外出る意味ある?」
「ある」
「どんな意味だよ」
「……気分転換」
「お前、今ちょっとだけ行きたかっただろ」
#二次創作
らあく♡☆
1,122
ただのヤニカスクソニート
61
ここなつ
425
「別に」
「絶対そうじゃん」
レイは無視して部屋へ向かった。
-–
ショッピングモール。
「なあレイ、これどう?」
カイが服を持ってくる。
「普通」
「じゃあこっちは?」
「普通」
「これは?」
「知らない」
「全部それじゃん!」
「俺に聞くなよ」
「お前の意見が聞きたいの!」
「……似合ってるんじゃない」
「お」
カイが笑う。
「珍しく褒めたな」
「普通に言っただけ」
「それが珍しいんだよ」
「そう?」
「そう」
二人で歩いていると、カイが突然レイの肩に腕を回した。
「こっち行こうぜ」
「……」
レイは特に避けない。
「お前、ほんと俺には何も言わないよな」
「言っても聞かないだろ」
「まあ、それはそう」
「じゃあいい」
「納得するなよ」
そのまま二人で歩く。
肩が触れている。
腕も近い。
けれどレイは何も気にしていない。
カイはスマホを取り出す。
「写真撮ろ」
「やだ」
「一枚だけ」
「めんどくさい」
「昨日も言ってたな」
「今日も言う」
「じゃあ勝手に撮る」
「……好きにすれば」
カイがカメラを起動する。
「ほら」
「何」
「こっち向いて」
「嫌」
「じゃあそのまま」
パシャ。
「撮れた」
「……見せて」
「嫌」
「なんで」
「お前が気に入らないって言うから」
「言ってない」
「じゃあいいじゃん」
カイが写真を見る。
レイは無表情。
カイだけ笑っている。
「これ結構いいな」
「そう」
「ストーリー載せようかな」
「……好きにすれば」
「本当に?」
「うん」
カイはそのまま投稿する。
数分後。
通知が大量に来た。
「うわ」
「何」
「コメントめっちゃ来た」
「知らない」
「『距離近くない?』だって」
「いつものこと」
「『また二人でいる』」
「そうだね」
「『仲良すぎ』」
「普通」
「『付き合ってる?』」
レイが一瞬だけカイを見る。
「……面倒」
「お前、そこだけ反応するんだ」
「誤解されるの面倒だから」
「じゃあ距離取る?」
「別に」
「いいの?」
「お前が勝手に近づいてるだけだし」
「じゃあそのままにしとくわ」
「……そう」
二人はそのまま歩き続けた。
-–
夕方。
家に戻ると、レイはソファに座った。
「疲れた」
「え、お前でも疲れるんだ」
「歩いたから」
「俺より歩いてないだろ」
「知らない」
カイが冷蔵庫を開ける。
「何食う?」
「何でもいい」
「それ一番困る」
「じゃあ聞くなよ」
「お前、今日ちょっと毒舌じゃない?」
「いつも」
「俺にだけだろ」
「そうかも」
カイが少し笑う。
「なあ」
「何」
「俺にだけ警戒しないのって、やっぱ昔からだから?」
「うん」
「他の人だったら?」
「無理」
「俺が急に近づいても?」
「別に」
「触っても?」
「別に」
「じゃあ今も?」
カイがレイの肩に軽く寄りかかる。
レイはゲームを起動する。
「……別に」
「やっぱすげえな、お前」
「何が」
「俺だったら絶対嫌がると思ってた」
「昔からいるから」
「それ何回聞いても嬉しいな」
「そう」
「お前さ、たまに本当に破壊力あること言うよな」
「知らない」
「それで本人無自覚なのがまたな」
「……うるさい」
その夜。
二人はいつものように同じベッドに入った。
「おやすみ」
「おやすみ」
電気が消える。
しばらくして。
「……カイ」
「ん?」
「……まだ起きてる?」
「起きてる」
「……そう」
「何?」
「別に」
「何だよ」
「……眠い」
「寝れば?」
「……うん」
少しだけ沈黙。
レイがカイのほうへ近づく。
「……お前、近くない?」
「眠いから」
「それ昨日も言ってたな」
「……知らない」
「はいはい」
カイは笑った。
普段なら絶対に自分からこんなに近づかないレイ。
でも眠いときだけ、少しだけ違う。
そして朝になれば――もっと分かりやすくなる。
カイはまだ知らないふりをして目を閉じた。
「……おやすみ」
「……ん」
次は……いいね30はどうですか、欲張りすぎ???まあ無理でも書きますけど、楽なんで、じゃーおやすみなさい😘