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古流斬
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87
チタコロ
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第三章 はぐれ者編
第十六話「残された時間」
住宅街。
古流斬と虚飾が静かに向かい合う。
虚飾は苦笑した。
「正直に言おう。」
「お前とは戦いたくなかったよ、古流斬。」
古流斬は刀を静かに構える。
「そうか。」
「だが、お前はここへ来た。」
「なら俺は守るだけだ。」
虚飾は古流斬を見つめる。
「死んだはずのお前が、なぜここにいる。」
古流斬は小さく笑う。
「ユーマの能力『夢』のおかげだ。」
「能力自体は解除されている。」
「だが、無意識の中で溢れ出した想い。」
「その残滓(ざんし)が、俺の姿を一時的に形にした。」
はるかは驚いた表情を浮かべる。
「だから……。」
古流斬は頷く。
「ああ。」
「長くは戦えない。」
指を一本立てる。
「十分。」
「俺がここにいられるのは、十分だけだ。」
虚飾は静かに笑った。
「十分か。」
「それなら、その十分を耐えれば勝ちだ。」
古流斬は刀を抜く。
「やってみろ。」
二人の間に凄まじい殺気が走る。
⸻
一方、その頃――
街の各地では戦いが続いていた。
ジョト、ネイト、ダッド、バッド。
四人の隊長は、虚飾の分身を相手に激戦を繰り広げていた。
「くっ……!」
分身は倒しても倒しても現れる。
ネイトが分析する。
「本体ではありません!」
「ですが、時間を稼ぐには十分な数です!」
ジョトは舌打ちする。
「厄介だな!」
ダッドは拳を振るいながら叫ぶ。
「本体を倒さない限り終わらない!」
バッドも煙幕を展開しながら応戦する。
「持ちこたえるしかない!」
⸻
別の戦場
ケイトとボス。
激しい戦闘が続いていた。
ドンッ!!
ケイトの聖天光がボスを吹き飛ばす。
「終わりだ!」
しかし、ボスはゆっくりと立ち上がる。
意思はない。
痛みも恐怖もない。
ただ命令だけを実行する。
ケイトは険しい表情になる。
「……しぶとい。」
何度倒しても立ち上がるボス。
決定打を与えられず、戦いは長引いていた。
⸻
住宅街。
古流斬は静かに呟く。
「十分で終わらせる。」
虚飾も血の刃を構える。
「なら、その十分を乗り越えてみせよう。」
二人は同時に地面を蹴った。
――第十七話へ続く。
コメント
1件
やばいやばいやばい!!古流斬が戻ってきた…!しかもたった十分だけってのが切なすぎる😭💔 ユーマの能力の残滓っていう設定、すごくエモいし、虚飾も戦いたくなかったって言ってるの、意外と人間味あってグッときた…。他のメンバーも分身と戦ってて、それぞれの戦いが同時進行してるの熱い🔥 残り時間が少ない中でどう決着をつけるのか、続きが気になりすぎる…! 次回も楽しみにしてるよ、古流斬さん!🌟