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#ほのぼの
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自分の事を卑下したらいけないのは分かっている。
涼さんだってそんな事、望んでいない。
彼は私の傷を分かっているけれど、自分と共に日の当たる場所を歩んでいってほしいと願っているのも理解する。
けれど太陽のように光り輝く涼さんを前にすると、自分がとてもちっぽけに感じられるのは否めない。
(もっと堂々とした女性になりたいな。そっけない事を言っているのも、結局は涼さんの寛容さに甘えているだけ)
猫だって、恐怖心があるから周囲を威嚇する。
自分が愛されていると分かって心から安心できる場所でなら、何かを威嚇する必要もなくなるだろう。
(ごめんね、涼さん。少しずつ強くなるから)
私はサラリと彼の髪を撫で、信じられないぐらい綺麗な人を見つめ、チュッと唇にキスをする。
「ん」
涼さんは私の脚を開いて、ショーパンを穿いた股間に自身のそこを擦りつけてくる。
リョーサルウェポンが起動しているのを感じた私は、真っ赤になって声を漏らしてしまった。
その反応を見て、彼は目を細めて嬉しそうに笑う。
そんな顔すらも、美しくて妖艶なのでゾクッとしてしまう。
「……旅の最後に、嫌?」
囁くように尋ねられ、私は視線を逸らして黙り込む。
「……『嫌?』って聞かれて、『嫌です』って言える訳ないじゃないですか」
「でも恵ちゃんが嫌なら、強引にしたくないんだ」
「……それって、私に言わせようとしていません?」
「〝おねだり〟するのが恥ずかしいなら、手で答えてくれてもいいよ。右手を握ったらOK、左手を握ったらNG……とかは?」
そう言って、涼さんは上体を起こすと恋人繋ぎで私の手を握ってきた。
そしてとってもワクワクした顔で私を見つめてくるので、恥ずかしくて堪らない。
「~~~~、えいっ」
私はギュッと両手を握った。
――けど、気持ち右手だけ先に握ったつもりだ。
(さぁどうだ! 気づいたか!)
挑むように見つめると、涼さんはにっこぉ! と笑顔になった。
「右のほうが速かったよね? 俺、こういう反射テストみたいなの、得意なんだ」
「ぐぬぅ……」
「はいっ、きーまり!」
涼さんは勢いよく立ちあがると、私をヒョイッと抱き上げた。
「わっ、わっ……」
バランスを失った私はとっさに涼さんにしがみつき、彼によってベッドルームに運ばれる。
チャイナマン川に面したベッドルームでは、窓の向こうに建物がないのをいい事に、彼はカーテンを閉めていない。
キングサイズベッドにそっと下ろされた私は、黒い鏡のようなガラスに映った自分を見て羞恥に表情を歪める。
ベッドの上に乗った涼さんはTシャツを脱ぎ、鍛え上げられた体を露わにする。
体まで格好いいの、本当に反則だな……。
私も対抗するように「おらぁっ!」と脱げたらいいんだけど、この貧相な体を自ら晒す勇気はない。
「可愛いね、恵ちゃん」
涼さんはまたチュッチュッと私にキスをしながら、Tシャツの裾に手を入れてくる。
あとは寝るだけなので、ノーブラだ。
ほどなくして乳房をフニフニと揉まれ、私は胸を高鳴らせて膝を擦り合わせようとする。
けれどその時には涼さんが脚の間に胴を挟んでいて、叶わない。
「ん……っ」
まだ柔らかい乳首を指の腹でスリスリと撫でられ、私はピクッと体を震わせる。
「ちっちゃい口。可愛い」
彼はうっとりとした表情で笑い、さらにキスを続け、上下の唇をついばんできた。
「綺麗な体、見せて」
涼さんはそう言うと私のTシャツを脱がせ、下着ごとハーフパンツも下ろした。
「う……っ」
あっという間に全裸にされた私は、両手で胸元を覆って、可能な限り首を横に向ける。
「首、挫いちゃうよ」
涼さんはクスクス笑い、私の首筋にキスをしてくる。
そして両手でツゥッと脇腹をなぞり、鎖骨、胸元へとキスをする場所を移して、最後に乳首を口に含んだ。