【君流コンテスト】
参加作品「ある日の白景色。ある日の君の姿と。」
・得点
物語性 10/50
文章構成 15/50
??? 50/100
合計 85/200点
・講評
話が絡まっている、という印象を強く受けました。読んでいてとにかく見づらいです。というのも、読み手からすると主人公も何もかも理解出来ていないまま、キャラが椀子のように増えていくんですよね。童話の「桃太郎」で例えるのであれば、いきなりきび団子を渡されて鬼退治へ出掛けるような感じです。 物語を通して「自己主張」という一つのテーマがあるのは素晴らしいのですが、それだけが急に現れるのでどうしても曖昧に思えてしまいます。
更に言うのであれば、話の終わらせ方にも疑問が残りました。不完全燃焼と言えばいいのでしょうか。まだ魅力的に思えていないキャラも多く、話に繋がりも感じられていないまま。魔法によって勇気を授かり、葛藤が消える事で話が終わります。これには個人的に納得がいきませんでした。
この作品の良い点は世界観にあります。摩訶不思議な別世界をそういった言葉を使わずに表せているところが素晴らしいです。しかし、自分の中にあるそれを表現したいが為に各キャラを使い捨てにしているようにも思えました。キャラ含めてのその世界です。きちんと愛してあげましょう。
読み手が想定する物語展開よりも面白いものを我々は作らなくてはなりません。しかし、オチの付け方は王道から外れている割に残念なものでした。勇気という大きな願い事をすんなりと魔法で頂くのは、努力への冒涜であるように思えます。私としては魔法を掛けたように振る舞いつつも、実は魔法なんて使っていないという流れを期待していました。すると頂いた鍵というのは想い出ーーつまりは壮大な体験によって得た勇気を象徴したものになるので、比較的綺麗に纏まるかと。
一度、文と展開に意味を問いかざしてみる事を勧めます。
コメント
5件
ちな終わり方は私も『雑だな』って思ってる(笑) が、添削・修正はとかは別にしないタイプだなぁ... 元々『俺が恋した人は『春』そのものだった』もボツ作品で、でも運営に気に入られちゃったから... って感じでボツもそのまま物語として投稿してる......
わざと各キャラを捨て駒のように扱ってるんよ... 伏線をばら撒くように... そもそも私の物語っていうか連載っていうかのは1連載で1物語じゃなくて7連載で1物語みたいな感じ... あと新連載の一部分を話に入れたりしてるからもしかしたらその部分が中途半端に感じるのかも...()