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けちゃside
け『はぁ…疲れたぁ…』
仕事が終わり、家に帰る
そのままベットに倒れるように寝転ぶ
まぜたくんに言われた次の日、あれから毎日飽きずにまた告白してくる
僕に恋したって好きになったって意味ないのに
け『いっその事諦めてくれた方がいいのに…』
まぜたくんの告白を聞くとあの頃の記憶が蘇る
僕が高校生の時、好きな人がいた
それも年上の先輩で男
誰にもでも優しくて大好きな人
この気持ちは絶対バレてはいけない
恋人になれなくていいからずっとそばにいたかった
でも、そんなことも叶うはずがなかった
け(高校)『おはよ…』
モブ『見ろよ、あいつ男が好きなんだって笑』
モブ『えぇ、気持ち悪…』
け(高校)『っ…』
あれから僕はひとりぼっちになった
大好きな先輩も友達も僕からみんな遠ざかっていった
け『…ごめんなさい…好きになってごめんなさい…っ』
それから僕は家から出れなくなった
周りからの目、冷やかしの言葉
馬鹿な僕でも分かった
あぁ、僕は変わり者なんだって変なんだって
だから絶対まぜたくんにはそんな思いをして欲しくない
“せんせ、おはよう!!”
“ふはっ、先生かわいー笑”
“ねぇ、先生…好きだよ?”
“絶対幸せにするから俺と付き合ってください!”
“俺、絶対先生のこと諦めないから”
け『…やめてよ…これは恋じゃないんだよ…っ』
僕なんかに恋してたらまぜたくんの人生が僕のせいで潰れてしまう
同じ目には合わせたくない
早く諦めさせなきゃ
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