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20
次の日の朝。
目覚ましが鳴る前に目が覚めた。
スマホを見ると、案の定メッセージが来ている。
pr『おはよう』
pr『起きた?』
送信時間は十五分前。
思わず笑う。
ak『今起きた』
送ると、すぐに返信が来た。
pr『よかった』
pr『今日はちゃんと寝れた』
ak『昨日は?』
pr『半分くらい』
ak「全然寝れてないじゃん……」
小さく呟く。
するとさらにメッセージが届く。
pr『でも夢でお前出てきた』
危うくスマホを落としかけた。
ak『朝からそういうこと言わないで』
pr『なんで』
ak『心臓に悪い』
送った瞬間、向こうから大笑いしているスタンプが返ってくる。
絶対楽しんでる。
支度を終えて家を出ると、 朝の空気は少し涼しかった。
いつもの角を曲がる。
すると。
p「おはよ」
すでに彼がいた。
壁にもたれながら待っていたらしく、
こちらを見つけた瞬間に顔が明るくなる。
ak「早くない?」
pr「待ちきれんかった」
即答。
ak「また寝不足でしょ」
pr「ばれた?」
ak「ばれる」
二人で笑いながら歩き出す。
朝日が道路を照らしていて、 昨日までと同じ景色なのに少し違って見えた。
彼はしばらく黙っていたけど、 急に思い出したように口を開く。
pr「そういや昨日さ」
ak「ん?」
pr「帰ってから友達に連絡きてん」
嫌な予感がする。
ak「なんて?」
彼は少し気まずそうな顔をした。
pr「“お前ら付き合った?”って」
思わず立ち止まる。
ak「えっ」
pr「やんな」
彼も苦笑している。
ak「バレてる?」
pr「いや、まだ確信はないと思う」
ak「思う?」
pr「多分」
全然安心できない。
彼は困ったように笑いながら肩をすくめた。
pr「まあ、隠すん下手やったしな」
ak「誰のせい」
pr「俺やな」
反省してるようで全然してない顔。
思わず吹き出してしまう。
すると彼も笑った。
pr「でもさ」
ak「ん?」
pr「バレても別に嫌やないかも」
朝の光の中で、彼は少し照れながらそう言った。
pr「だって、お前のこと好きなん隠すの難しいし」
その一言で、
朝からまた心臓が忙しくなるのだった。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第28話、読み終わりました…! 朝から心臓に悪いって、ほんとそれです(笑) 「夢でお前出てきた」って朝イチで言われたら、私もスマホ落とす自信ある…。 それに「バレても別に嫌やないかも」って、もう完全に覚悟決まってるやつじゃないですか…! 隠すの下手なくせに、そういう核心だけはストレートに言ってくるの、ずるいし尊いです。 朝日の中の会話が、昨日までと違って見えるっていう描写がすごく好きでした。 2人の距離が確実に縮まってるのが伝わってきて、胸がぎゅっとなりました…!