💖said
💜「本当にごめんなさい。今謝ったところでどうにかなる話じゃないけど…。胸を張って好きと言えるグループにすると言ったのは俺だ。自分で立てた目標を自らの手で壊してしまった。すごく後悔してるし反省してる。戒めとして今回は無期限活動休止という形をとる事になりました。」
なーくんはそんな原稿丸読みのような抑揚のほとんどない言葉を俺たちに投げかけてくる。
いくら尊敬している相手でも、許せなかった。
なーくんが大好きだったからだ。だからこそ、彼自身の言葉で伝えてほしかった。
💜「それで…今後の活動のことだけど…」
💖「言いたいことはそれだけですか…?」
💜「…はい…」
💖「…フーッ。お前さ……どれだけの人に迷惑かけてるのか分かってんのかよ!?
りすなーさん達を悲しませるのはもちろん。スタッフさんや、会社の関係者さん。莉犬、るぅと、ころん、ジェル。メンバーにだって迷惑かかってんのに原稿丸読みの文読んではい終わりです…!?ふざけんじゃねーよ!俺達がどれだけなーくんのことを思っているか。分かってねーだろ!?」
ついイライラして大声を出してしまった。
信号機組はともかく、ジェルまでビクビクしちゃってる…
💜「……そうだよね。俺の気持ちはしっかり俺が自分の言葉で伝えないとだよね。ありがとう。さとちゃん。」
その後、長い長い話し合いを重ね、会議は終わった。
その日の帰りは信号機組とジェルをタクシーに載せて、それぞれの家へ送った。
全員疲れ果てて爆睡状態だった。
それは置いといて、これからどうなるんだろう…
最年長の俺…しっかりしないとだよな…
募る不安をかき消すように俺は眠りについた