キャラ設定などは1番上をご覧下さい。
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🩷side
桃「……、、」
助手席の窓から外を眺め、学校に着くのを待つ。
親の用事で海外に行っていた俺は、ついさっき帰ってきて久しぶりの学校に行っているところだ。
明日でも良かったのだが予習復習をしていても授業に遅れているのは事実なので途中でも行くことにした。
母「久しぶりの学校ね~、」
桃「ですね、」
俺の通っているところは『strawberry高等学園』この街では割と有名だ。
S、B、Cのランクがあり、俺はSランクにあたる。
Sは1番上、Bは中間、Cは1番下の立場でできている。
校長が変わる前はカースト制度なんてなかったし、身分関係なく接していたが校長が変わってからこうだ。
みんな最初は否定していたが月日が流れるにつれ『カースト制度が当たり前』という半ば洗脳状態だ。
桃「(人間って呆気ないなぁ…。)」
幸いまだ理性がある人もいるが、いつもの学園に戻らないかと日々考えている。
母「桃、着いたわよ」
桃「あ、はい」
そう考えているうちに学校に到着。俺はカバンを持ち車を出る。
桃「それじゃあお母様、行ってきます。」
母「行ってらっしゃい、、、桃。」
桃「、、?」
母「無理をせず、頑張りなさいね。」
桃「……分かったよ。…母さん。」
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女子生徒「桃様久しぶりです~!!」
男子生徒「桃様久しぶり~!!」
桃「…久しぶり。」
教室に入ると一気に人が集まる。猫なで声で話す女の子達や、ゴマをすっているかのような男の子達。
自ら俺の奴隷を演じているような気がして、正直気分が、、わr….
…おっと、…今のは、ちょっと思いすぎたな。
男子生徒「お前も来いよ、!」
?「ぅわ゛、!?」
桃「…、?」
明るいオレンジ色の髪に、メガネ越しでもわかる、エメラルドのような綺麗な緑色の目。
小柄な見た目で、優しく落ち着く声……、、
誰だろ、この子。
桃「……君は、?」
橙「ぇ、と……、
数ヶ月前に転入した…橙って言います……。」
転校生か、、。
桃「……俺は桃、よろしくね」
橙「ども…、」
近くで見ると更に可愛い、、目がぱっちりしてる、、。
ただどこか怯えているような、、、。
桃「(…あ、そうか。この学校のこと知ったからなのか。)」
俺がいた頃は、無視や当番を押し付けるという感じだった。
学校が変わってすぐ俺は海外に行くことになったから今がどんな状況かは知らない。
男子生徒「にしても久しぶりだな~、!!」
桃「海外での仕事が終わってね、
またここで暮らせるようになったんだよ。」
女子生徒「やったぁ~~~、!!♡♡」
そんな会話をしながら、無言で去っていく橙くんの姿を横目で追った。
桃「……、、、」
コメント
5件
あ、、ぁっ、、あ…!!✨ めちゃくちゃ楽しみにしてたッ、ありがとうございます…ッ、、
桃くん視点きちゃ✨
今日落描きも載せるかと思われ (多分)(多分)(載せなかったら切腹します)