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奏斗side
ひばとのキャンパスライフ?って
やつは楽しかった。
2人でサボったりなんかして。
大学生になってやっと、
心からの親友できたわぁ
なんて思いながら過ごす。
そんな中でも、僕には好きなやつが出来た。
可愛くて【奏斗くん!】なんて、
上目遣いで呼んできて。
最初に会ったのは、確か5か月前?
講義の時後ろの席に居て、
ペンを落としてそれを
僕が拾ったのがきっかけ。
【⋯ありがと】
なんて控えめに言ってきて、
可愛い⋯素直にそう思った。
⋯男だけど。
僕、もともと恋愛対象が男だったから
女には全く興味なくて。
そんな中出会ったのがこいつ。
まじで可愛くて。
だから、僕告ろうと思って!
2月、大学の中庭で告れば
少し顔を赤らめながら
【お願いします】なんて
言われるからギュッて思わず抱きしめて。
もうなんか、
嬉しくてすぐにひばに報告をした。
「彼女が出来た」
ひばの事だし、男同士とかそういうの
偏見持たなそうじゃん?
風「ひばは、偏見持たないと思って」
だから、OK貰ったらひばに1番に
報告しようと 思ったんだよね。
渡「⋯そう⋯だな。おめでと、KNT」
喜んでくれる。
そう思ってたのに、ひばは悲しそうな顔をして
僕の顔を見ずそれだけ言って走っていった。
⋯これ、ひばと出会った時と同じ。
ひばは何か隠してる?
走って追いかけたけど見つからなくて。
連絡もしたけど返って来なくて。
挙句の果てには、僕を避けるようになった。
ひばのあの独特な笑い方が聞こえない。
⋯でも、大学にはいる。
同じ学部だし見るし。
ただ、走って逃げたひばがどうしても
忘れられなくて。
多分連絡先はブロックされて。
だから、話しかけられずに。
学年が上がればいつしかひばのことを
気にせずに過ごせるようになって。
恋も上手くいっていた。
デートもしたし、キスも、それ以上のことも。
それなのに、何故かふとした時に
思い出すひばの悲しそうな顔。
⋯あぁ!むしゃくしゃする。
なんなんだよ。
そんな時、僕の家にいた彼女が
何かを見つけてきた。
モ「⋯ねえ」
風「ん?」
モ「これなに」
怒っている。
すごく。
そしてその手に持たれているのは
ブレスレット。
風「なに⋯って」
⋯あれ。
なんでこんなの持ってんの。
モ「⋯浮気?」
風「ちが⋯!違うって、僕も分からない」
モ「分からないって!じゃあなんであんなに
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎大切そうに閉まってあんの?」
風「⋯っ、それは」
分からない。
なんでこのブレスレットが
僕のところにあるのか。
買った覚えがない。
風「ほら、何も言えない。浮気してたんだ。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎別れよう、奏斗」
そう言うとバタンっと音を立て出ていった。
床に転がるブレスレット。
分からない。
別れよう。そう言われて止めれなかった。
むしろ安心していた。
最近常に、頭にひばがいたから。
次の日大学に行けば何故か「浮気者」という
噂が出回っていた。
その根は言わずともあいつだろう。
僕が大学に入ってきて
ヒソヒソとされているのを
ニヤニヤとしてみていたから。
てんなんであんなやつのこと
好きだったんだろう。
急に冷める気持ち。
講義を受けていてもヒソヒソ。
耐えれなくて、なんか、
息苦しくて誰もいない 校舎裏に逃げた。
風「⋯はぁ」
マジでなんなんだよ。
ため息をついて空を見上げれば
見覚えのある顔が僕を覗いていた。
渡「なにやってんだよ」
風「⋯ひば」
久しぶりに見る。
いや、こんなに近くで見るのが久しぶり。
渡「お前らしくねぇじゃん」
コトンと置かれた缶コーヒー。
風「⋯はは。まさかなぁ、
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎浮気者なんて噂流されるとは」
渡「⋯何したの」
よっと。と隣に腰を下ろしてくるひば。
風「いや、昨日2人で僕ん家に居て。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎そしたら突然ブレスレット持ってきて。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎浮気?って聞いてくるから違うって
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎言ってんのに聞いてくれなくて」
でも、そのブレスレットがなんであるのか
僕にも分からない。
そういった時少しだけ、ひばの瞳が揺れた。
渡「そっか。にしてもひでぇな。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎まともに話も聞かないで出てって
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎噂流すとか」
風「⋯だな。でもどっかの誰かさんも
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎僕の前から消えませんでした?」
意地悪⋯だったかな。
渡「ほほほっ⋯、俺だな」
久しぶりに聞いた。
この笑い方。
風「なんで、いなくなった?」
渡「彼女出来たって言ってたからさ
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎やっぱり常に一緒にいたら
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎反感かうかなぁとか 思って?」
そうゴクッとコーヒーを飲んだ。
風「そんなこと⋯ないと思う⋯けど」
渡「⋯うん。普通に考えたらな。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎でも俺も、お前のこと大切だったからさ。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎親友として」
ひばの「親友」発言にチクリと胸が痛む。
胸が⋯痛む?
なんで?
渡「大丈夫。俺はいつでも、
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎KNTの味方だから。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎いつでも話聞いてやるよ。親友くん」
それだけ言ってスタスタと歩いていった。
親友⋯。
ずっとあいつが好きだと思ってた。
てか好きだった。
⋯でも、本当は心のどこかでは
ひばが好き⋯だった?
なぁ⋯ひば。
好き。って伝えたらどうする?