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カルタはおそらく、をとんを除く、48枚
そもそもカルタなんて全然やったことないし、
正直負ける気しかしない
いや、そんなマイナスな事考えたらダメ!
今は……とりあえず勝たないと、死んじゃう
ずっと一緒にいた仲間と殺し合いみたいな事するはめになるなんて、夢にも思っていなかった
これも、神様のいたずらってやつなのかな
それなら私は一生神様を恨む
「準備は出来ているか?
それではカルタ、スタートだ」
集中集中……まずは深呼吸して、気持ちを落ち着かせないと
「犬も__」
パァァン
どぬくさんがカルタをとった
しかも、ものすごく早いスピードで
「そうだ……どぬくさんって確か昔カルタ部に入ってたんだっけ……」
っ!そうだ……
どぬくさんはカルタ部に入ってた
同じ高校だったから分かる
「ごめん……俺……死にたくないよ…」
どぬくさんはしたをむきながら、涙声で言った
「……そのことなんだけどさ、俺に考えがある」
シヴァさんが、ゆっくりと口を開いた
「シヴァさん、考えって……?」
何だろう、すごく気になる……
「カルタの枚数は48枚
それを3で割ると、16だ」
っ!分かった……シヴァさんの考えていること…
「そうじゃん…ならみんな…!」
「そう、多分死ななくて済む」
その時、侍が少し笑った気がした
その表情が、とても嬉しそうだった
「……あっている それがこのカルタの答えだ
仲間を見捨てまで自分が生き残る……そんな答えはない
君達は気づくのが格段に早い
これで君達の勝利…と、言いたいところだが、まだカルタはしてもらう」
やった……これで勝ったのも同然だよ…
その後、私達は順調にカルタを進めて行き、そして__
「おめでとう、君達の完全勝利だ」
この勝負に勝った
うれしい……私の目には、涙がたまった
こんなにうれしいかった事は他にない
「それで、ここからでられんですか?」
「半分正解だな ここからは出られるが、またゲームをしてもらう」
……続けなきゃならないのか…
いやだけど、みんなに会えるかもしれない
「これが次のゲームに続く扉の鍵だ」
そう言って、侍は特殊な形をした鍵をくれた
「ありがとうございます、それでは」
私が扉を跨ごうとしたとき、
「私は昔、仲間を捨てた
君達は、そうならないように頑張りなさい」
そんな声が聞こえた
さっきの声は…侍…?
仲間を捨てたって……どんな過去があったのだろう…?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「はい、敗れました」
『お前のゲームはいかに早く真実にたどりつけるか鍵となる
私はお前のゲーム、毎回楽しみにしておるぞ』
「……ありがとうございます、王___」