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「で?来てくれるのよね。」

アリシアナさんは今の今まで表情を変えずにいつもニコニコだった。しかし、もう違う。アリシアナさんの顔にはもう口の端が上がった綺麗な笑みは無く、あるのは金色の鋭い瞳のみ。

「私に会いに来るのに護衛の一人もつけないなんて、不用心なんじゃない?」

お母さんが意味不明な事を呟く。アリシアナさんはあざ笑いながら返答する。

「私に勝る護衛は他に無いわ。私に勝てるのは、魔族に、勇者と聖女に、もしかしたら、貴方ぐらいじゃないの?あら、でも結構居るのね。」

何言ってるか本気で分かんない。知らないワードが出てきたぞ。なんだ?勇者と聖女って。しかも魔族?あ、この世界そんなのあったんだぁ、ぐらいの反応しかできんのだが。

「そんな事はどうでもいいの。私は今すぐにでも貴方を殺せる力を持ってるの。貴方がどれだけの戦闘力の持ち主だったとしてもね。」

お母さんの脅しにアリシアナさんはキョトンとした様子で問い返す。

「私を殺すのは良いけど、罪に問われて逆に勇者と聖女にボコボコにされるんじゃない?それに貴方が良くてもその子は?」

アリシアナは私の方を見つめる。その言葉にお母さんは「小癪な真似を…」と呟いて決心したかのように正面を向く。

「分かった!行くわよ。行けばいいんでしょ!」

最終的に折れたのはお母さんだった。

「セレスツィアナさんなら、そう言ってくれると思ってましたよ!」

アリシアナさんはお母さんの手を取りその手をブンブンしながらニコニコと笑う。逆にその切り替えの速さが以上でとても気味が悪い。おえっぷ!

「でも!ユフェルナは置いていく。私の魔法分体を置いていくから大丈夫なはずよ。この子は年の割にしっかりしてるから。」

はい、置いてかれます。育児放棄です。なーんて、冗談はまた後でっと。

「え?この子も来てもらうわよ?だって、子供達の為のお茶会だからね。セレスツィアナさんは私達とお話し合いよ。」

予想外の言葉に私は驚き……そこまでじゃないかな。予想はしてたし。でもね、それを言うということは、「お前が私達と素直に着いてくるのか分からないので、お前の娘を人質として預かっておく。お前の娘の命が惜しけりゃ、着いてこい。」って、言ってるもんだよね。

「は?一体今になってどうゆうことよ。今まで関わってこなかったくせに。」

「………魔国と亜人族に天魔族、精霊国、獣人国。そして、人国。貴方はこの全ての大国をどう思う?」

「精霊国と亜人国が手を組んだのね。」

「御名答。補足として、ハーピィ、鬼人の二種族はまだ亜人国に入ってないから。ま、鬼人に関しては、百人も居ないんだけどね。戦闘力があんだけあるなら、大丈夫そうだけど。」

また知らないワードが出てきたぞ。でもね、今はそんな事どうでもいいの。今気にしないといけないのは、アリシアナさん。お前の娘だよっ!

「うっ……うぅ…」

「メイアリア、大丈夫か?」

どう考えても大丈夫じゃないだろ!そんだけ苦しそうにして、しかも肌が青白いを通り越して、白だぞ!?震えてんだぞ!?早く!早くお医者さん呼んで!

「エスリック、大丈夫よ。これも訓練のうち、と、思っておきなさい。」

「はい。」

おーい。その言葉信じるわけ?自分の姪だろ!

「相変わらずのクソね。」

「褒め言葉として受け取っておきますね。」

自分自身も認めるクソっぷり。この人の子供じゃなくて、本当によかった。

「ま、と、言うことで、今から行きましょうか。王都へ。メイアリアの体調も優れませんし、急いで王都に行って医者に見てもらいましょう。異論は?ないようですね。では。」

「ちょっと、待っ___」

お母さんが待ったをかける前にアリシアナさんは鞄から宝石なようなものを取り出した。取り出して何かを呟いた瞬間、パッと周りが明るくなり、私はそこで意識を失った。


ども。ソノでーす。今回短くてごめんよ。小説書くのむずいわー。ないわー。怖やー。とにかくむずい。アイディアが!思いつかぬのだ!登場人物も書くのがなー。出てこさせるんだけどなー。あ、い、つ、ら。じゃ、アーディーオースー。

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