テラーノベル
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エピソード1_____。
「_だから、こいつが犯人だ」
12月の夜の話だ。あるホテルのフロアで自称探偵の”零(レイ)“が一人の男性に指を刺して発言する。
その瞬間、静かに歓声が上がる。 完璧な証拠、説明がとてもうまい。
「確保ーー!!!」
影から出てきた相方の”律(リツ)“が犯人目掛けて飛びつこうとしていた。
「うるさい。バカで抜けてる貴方はそこでじっとしてて」
律は首を傾げる。
「ちょーっとちがうな、他とは違う魅力を持っている!って言って」
零は黙る。すると、警察の人が次々とフロアに入ってきた。
零はあの男を指差す。あの人が犯人ですって。その後、すぐに逮捕された。
律は少し微笑んでからフロアを出た。
律は歩いて5分くらいのコンビニで夜ご飯のオムライス弁当を買って帰った。
「いただきます」
卵がとろっとしていてケチャップ味のついたご飯が美味しい。味わって食べていたその時。
律のスマホから電話が鳴った。
律はびっくりして食べていたスプーンを落としてしまった。
「もしもし」
零からの電話だ。
「何か用?オムライス落としちゃったじゃん」
「私、どうしても解決したい事件があるの。だから、海外に行こうと思う」
またまた律はびっくり………とは、ならなかった。
律は人よりずば抜けて頭がいいから解決できるって信じているから 。
「いいね、行っておいでよ。一流探偵になるんでしょ」
「うん、………後、明日の便に乗って行くね」
電話が終わった。
「???」
明日の便!?
あまりにも早すぎる。元々計画していたのか。
次の日。
「じゃあね律。多分、感動の再会は4年後とかになるよ」
「うん」
当日になると気持ちってすごく変わるんだと、律は思った。
昨日は勉強しようと思っている零に感心していて、なぜか嬉しかったのに。
今すぐにでも泣きそうだ。
「未解決事件を解決するために…。必ず解決してみせる。解決できたら絶対に二人で探偵 だからね」
「うん」
律はただただ、「うん」としか返事できなかった。
零は小さく手を振ってから律に背中を向けて飛行機乗り場へ向かった。
ああ…、背中が大きく感じるな。
この時は、あんなことになるとは全人類の誰も想像しなかっただろう。
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