#僕の愛情表現
目黒×阿部
学パロ・殺人
「まだ中に人がいる」
「下がれ」
阿部_…
いろいろな声が聞こえてくる
目の前は炎で溢れている
そこでは、俺の父と母、姉、弟の”佐久間”。
家族全員が悲鳴を上げながら焼かれていた
お母さん、
お父さん、
お姉ちゃん、
佐久間
胸の中で名前を呼ぶ
涙は出なかった
阿部_…………
目黒_…
遠くからこちらを静かに見つめる制服姿の男。
それは目黒だ。
俺の事を散々虐め、散々馬鹿にし、
圧倒的な影響力と強気さでクラスの奴を操る。
家に火をつけたのもきっと目黒だ。
阿部_…、
俺は必死に追いかけた
阿部_…、(袖掴
目黒_…は?何?キモ
阿部_………
目黒_なんなんだよ、触んな
俺は当たり前かのように殴られ、
その場に倒れ込んだ
阿部_…うッ、
目黒_……
目黒は前を向きながら歩いてゆく
その間も家は燃えていて、周りの人間も
騒いでいる
阿部_………おやすみ
担がれながら家から 出てくる
骨になった家族。
最後の言葉を残して俺は祖父の家へ向かった
翌
ガラガラガラ、
阿部_…。
「阿部来たの?」
「やば」
クラスの視線が俺に集まる
でも、目黒だけは窓を見て頬杖をついている
阿部_…目黒くん
目黒_…………
阿部_………なんとか言ってよ、
目黒_…は?
阿部_………
泣きそうになるが、俺は耐えながら質問した
阿部_…どうして火をつけたの?
目黒_なんの話だよ
阿部_………
目黒くんは俺を見つめた後荷物を持って
外へ出て行った
「亮平、、、なにか、あったのか?」
阿部_……………
ドア越しに話しかけてくる祖父。
阿部_放っておいて
「何があっても、お前の味方だからな」
少し間が空いた後、そう言われた
“寝言こいてんじゃねえよクソ”
心底からそう思った
阿部_…黙れ
「亮平」
悲しそうな声で,祖父は囁いた
目黒_阿部
阿部_………、
目黒_お前、俺に なんで火をつけたか
聞いてきただろ?
阿部_…、、
目黒_俺はお前が好きだった
阿部_……ぇ、?
目黒_俺とお前を邪魔する人間が憎くて憎くて
仕方がなかった
目黒_だから殺した
阿部_……やめて
目黒お前の家族、 全員悔しそうだった
阿部_…辞めて、‼︎
目黒は少し微笑んでいて、
俺の方へと歩いてきた
目黒_お前を虐めてたのは、 俺のせいで
絶望する阿部が好きだったからだよ、
目黒_可愛かった、好きだった
阿部_…もうやめて、ッ、…(泣
目黒_その顔も、全部、好き
俺は泣きながら走って、その場から離れた
目黒はそれを見つめている
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