テラーノベル
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「……っ、穂乃果……っ!」
名前を呼ぶ声は、もういつものナオミのものではなかった。低く、荒々しい、剥き出しの『織田健司』としての衝動。
がっちりと両手首を掴んでいた彼の大きな手が、そのまま穂乃果の指の間へと滑り込み、深く、拒絶を許さない強さで指を絡め合わせた。ソファに縫い付けられたまま、穂乃果はただ、降ってきた熱い嵐に身を委ねる。
「んむぅ……っ、ん……ふ……んんっ」
互いの呼吸を奪い合い、溢れた熱い吐息が二人の間でせわしなく弾ける。ナオミの巧みな舌が口腔の奥深くまで侵入し、穂乃果のすべてを暴き立てるように蠢いた。頭の芯が甘く蕩け、視界がチカチカと明滅する。触れ合った唇からは、お互いの唾液が混ざり合って溢れ出し、穂乃果の顎を濡らしていく。
「は……っ、んぅ……っ、あ……っ」
「ふ……っ、穂乃果」
熱に浮かされたように何度も名を呼びながら、ナオミの大きな手が、緩んだセーターの下から滑り込み、ブラジャー越しに膨らみを鷲掴みにする。
「……ぁ…っ!」
乳房をやわやわと揉まれ、胸の飾りに指が掛かると堪らず穂乃果の身体が大きく跳ねる。その反応を楽しむように、ナオミはブラジャーのストラップを肩からゆっくりと落とし、隙間から覗く桜色の蕾に、熱い舌先をねっとりと這わせた。
「ぁ……んん…っ!」
脳髄を直接撫でられるような、背中がゾクゾクするような快感。痺れるような電流が背筋を走り抜け、下腹部がきゅんと切なく疼いた。その反応に気を良くしたのか、ナオミの舌は執拗に谷間を行ったり来たりし、時折強く吸い上げる。そのたびに、穂乃果の口から、普段の自分からは想像もつかないような甘ったるい艶声が漏れてしまう。
「可愛い……穂乃果、もっと……っ」
その合間に、ナオミの空いている方の手が、スカートの裾を乱暴に捲り上げ、太腿の内側を撫で上げていく。優しく、けれど確実に中心へと向かっていくその熱い指先に、穂乃果の腰が無意識に逃げようとする。けれどナオミの大きな体躯がそれを許さない。むしろ、その抵抗すら楽しみ、煽るように指を這わせる。
「もうぐちょぐちょじゃない……」
熱い吐息と共に耳元で囁かれ、その言葉だけで、もう我慢できないというように、穂乃果の下腹部から蜜が滲み出てくるのが分かった。そのぬるりとした感覚に気づいたナオミの指が、一瞬動きを止め、それから獲物を捕らえた獰猛な笑みを浮かべて、ゆっくりとショーツのクロッチの部分をずらし、直接割れ目に沿って指を滑らせた。
「あぁ、んっ……! い、言わないでくださいっ」
粘膜と粘膜が擦れ合う、湿った水音。
穂乃果の身体が、弓なりに大きく反り返る。ナオミの熱い指による直接的な刺激に、頭の中が真っ白になった。ナオミは指の腹で敏感な肉芽を探り当て、執拗に捏ね、擦り上げる。その度に穂乃果の身体はビクビクと痙攣し、抑えきれない嬌声が口から溢れ出た。
「あっ……やぁ……っ! ああ……っ、ナオミさ……っ、あぁっ、だめぇ……っ!」
もはや抵抗など無意味だった。いや、もともと抵抗する気などなかった。ただ与えられる快楽に溺れ、身をよじり、甘い嬌声がひっきりなしに洩れる。
コメント
1件
第93話、読みました!ナオミさんの豹変ぶりがすごく印象的でした…普段の毒舌オネェとは違う、織田健司としての衝動が剥き出しになってて、ドキドキしました。穂乃果ちゃんの抵抗しながらも徐々に溺れていく感じが、じれキュンタグにぴったり。二人の関係がまた一歩深まった瞬間を見せてもらえて、嬉しかったです🌙
猫塚ルイ
