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第十一話:白熱の『純潔(ターゲット)争奪戦』
「ちょっと待ちなさいよ! この勝負、私たちを蚊帳外にする気!?」部室の扉が激しく開き、なだれ込んできたのは生徒会長率いる生徒会役員のサキュバスたちだった。「会長……!? なんでここに!?」俺が驚くと、黒髪ロングの生徒会長は不敵な笑みを浮かべ、胸元に手を当てて胸を張った。「校長代理の『純潔』——つまり魅了の効かない特異体質の精気を手に入れれば、我が校のサキュバスの頂点に立てる……! 美咲や朱音だけにいい思いをさせるわけにはいかないわ!」「ええっ!? 話がどんどん大袈裟になっていくんだけど!?」校内最強クラスのサキュバスたちが一堂に会し、部室内の魔力濃度が跳ね上がる。人を狂わせる甘い香気が充満し、普通の人間の男子なら一瞬で意識を失うレベルだ。「いいわ、生徒会も参戦するなら乗ってあげる」白銀美咲が静かに眼鏡を外し、戦闘モードに入る。「でも、勝負のルールは『ハーレム部』の活動方針に従ってもらうわよ。単に力で奪うのは禁止。タカシくん自身に『本気で恋をさせて、自発的に選ばせる』こと。……サキュバスの本能ではなく、人間の女の子としての純粋なアプローチ限定よ!」「……ふっ、面白いじゃない。魅了(チャーム)なしで男を落とすなんて、サキュバスのプライドを賭けた最高の試練ね」生徒会長も不敵に微笑む。「待って、私も負けないから! 10分間人間になる薬、もっとちょうだい美咲!」朱音も身を乗り出して白銀さんに迫る。サキュバスたちの視線が一斉に俺へと注がれた。「……あの、俺の意見は?」「「「「黙って愛されなさい(て)!」」」」全員の声がハモる。こうして、学園中のサキュバス美少女たちが「魅了の力を使わず、純粋な恋心で主人公を落とす」という、前代未聞の『純潔争奪ラブコメバトル』が勃発した。校長代理としての学園防衛と、彼女たちの本気の猛アタックに挟まれた俺の平穏な日々は、完全に遠のいてしまったのだった。
コメント
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『純潔争奪戦』ってタイトル、もうそれだけで胸が熱くなりました!生徒会長まで加わって、サキュバスたちが「魅了禁止・純粋な恋愛で落とす」ってルールで競い合う展開、すごく好きです。全員の声がハモる「黙って愛されなさい」のシーン、思わず笑っちゃいました。主人公の「俺の意見は?」が完全にスルーされてるのも面白くて、この絶妙なバランスが青い子さんらしいなって。続きがすごく気になります!