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今回のお題は
バックハグ
です!
それでは
スタート!
人は
暖かくて
優しくて
残酷だ
人を裏切り
憎しみ
傷つける
だから
人と深く関わることをやめた
久しぶりの学校
嫌な思い出しかなくて
気持ち悪くなった
それでも
我慢して入った
けど
結局教室には入れなかった
高校生になってまでこの傷を引きずってるなんて笑える
ものすごい吐き気に襲われ
その場にうずくまった
波が引くまで深呼吸をした
早朝の冷たい冬の空気が
今の私にはちょうどよかった
波が引いていったけど教室には入らず屋上に行った
「何か辛いことがあるなら誰かに相談しなさい。」
最近
ニュースで自殺のことをよくとりあげている
そのたびに
相談することで気持ちが楽になる
相談しなさい
相談にのってもったらスッキリできる
相談
相談
相談
毎回うんざりする
相談?
それをして結局なにが変わるの?
気持ちがスッキリするとしても
現状は何も変わらない
結局さ
みんな
自分が1番なんだよ
他の人なんて
優先順位が低いんだ
自分を守ることに必死で
平気で人を傷つける
現に私は
自分が唯一心を許せる大切な親友に
裏切られた
それから私は
人がもっと嫌いになった
誰も
もう誰も
信じられない
家族でさえ
信用出来ない
自分の思うように
他人
を使って
要らなくなったら捨てる
それの繰り返し
「…もう…何を信じたらいいの…?」
「誰?お前?」
びっくりして大袈裟なほどに肩を揺らした
「なんでこんなところにいんの?」
「…それはあなただってそうでしょ?」
思わず口に出してしまった
慌てて口元をおさえる
「w。お前おもしれぇな。」
「へ、?」
面白いと言われたのは初めてで凄く新鮮だった
「お前何組?」
「…1年D組…。」
「俺と一緒じゃん。一緒に教室行こうぜ。」
「…今まで来なかった理由、聞かないの?」
他の人は珍しい物を見るかのような目で理由を聞いてくるのに…
「聞いてほしいのか?」
「いや、そういうわけじゃなくて…。」
「相手が言いたくないって思ってることを無理やり言わせるなんて外道だろ。」
「…そっか。ありがとう。」
「ん。」
満足そうな顔をして手招きをしてきた
けど私には勇気なんてこれっぽっちもなかった
「私、行きたくない。」
「あっそ。じゃ、俺行くから。」
そう言って去ろうとする彼の背中を見ると
何故かむしょうにさみしくなった
「やっぱ行く。」
「w んだよお前w。結局来るのかw。」
お腹を抱えて笑う彼にを見ると
こっちまで笑顔になれた
まだバックハグ要素全然ないけど
ここで一旦きりまーす。