テラーノベル
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夜の部屋は静かで、時計の秒針だけがやけに大きく聞こえてた。テーブルいっぱいに広がったノートと参考書。その真ん中で、〇〇はペンを走らせ続けてる。
「……もうこんな時間?」
ひろが心配そうに声をかけるけど、〇〇は小さく「あとちょっと」と笑うだけ。
もとはソファにもたれて、りょかはキッチンから様子をうかがってた。
その瞬間だった。
ペンが、カランって音を立てて床に落ちて、
〇〇の身体がふらっと傾いて、そのまま——
「〇〇!!」
もとが一番に駆け寄って、間一髪で抱きとめる。
力が抜けた身体が、もとの腕の中にすっぽり収まった。
「ちょ、ちょっと待って、息してる…?」 ひろは膝をついて、必死に顔をのぞき込む。
「……顔、真っ白だよ」 りょかの声が震える。
〇〇はうっすら目を開けて、かすれた声で言う。 「……ごめん……もうちょっと、頑張りたくて……」
その一言で、3人とも同時に息をのむ。
「ごめん、じゃない」 もとは優しく、でも強く言った。 「倒れるまで頑張るのは、〇〇の役目じゃない」
ひろは〇〇の手を両手で包んで、額を寄せる。 「俺たちの前で倒れたんだよ?
それってさ、もう“限界”ってちゃんと教えてくれたってことじゃん」
りょかは毛布を持ってきて、そっと〇〇の肩にかける。 「ほら、あったかいでしょ。今は、休む時間」
〇〇の目から、ぽろっと涙がこぼれる。 「……迷惑、かけたくなかった……」
もとはその涙を親指で拭って、微笑む。 「迷惑? どこが。
俺たち、〇〇が大好きなだけなんだけど」
「そうそう」 ひろも笑って言う。 「好きな人が無理してたら、止めるに決まってるでしょ」
りょかは少し照れたように、でも真っ直ぐに。 「〇〇が倒れたら、世界が止まるから」
その言葉に、〇〇は声を上げて泣いてしまう。
もとは何も言わず、ただ胸に抱き寄せて、背中を一定のリズムで撫でる。
「大丈夫」 「ここにいる」 「一人じゃない」
3人の声が、重なって、溶けていく。
しばらくして、〇〇は少し落ち着いて、もとの胸元に顔を埋めたまま小さく言う。 「……ちょっと、眠い……」
「うん」 もとは即答。 「今日はもう、勉強禁止」
「異議なし」 ひろが笑う。
「強制的に、甘やかします」 りょかも頷く。
ベッドに運ばれて、3人に囲まれて、
〇〇は安心しきった顔で目を閉じる。
その寝顔を見ながら、もとが小さく呟く。 「頑張り屋で、放っておけなくて、
それでもちゃんと頼ってくれるところが……好きなんだよな」
ひろとりょかも、静かに頷いた。
夜は、まだ深い。
でもこの部屋は、あたたかくて、優しくて、
〇〇が戻ってくる場所で満ちていた。
——おやすみ。
ちゃんと、守るから。
これが最初に書いたやつ!けど気に食わんからもう一個!
夜。
窓の外はもう真っ暗で、街の音も少し遠い。
リビングの明かりだけがついていて、テーブルの上はカオス。
ノート、教科書、付箋、開いたままのペンケース、飲みかけのコーヒー。
その中心に〇〇。
背中は少し丸まってて、目の下にはうっすら影。
それでもペンは止まらない。
「……あと一問……」
小さな声で呟いて、〇〇はまた問題を解こうとする。
ソファにいたもとが、その様子を見て眉をひそめた。 「〇〇、もうだいぶやってるよ」
ひろも時計を見て、ため息をつく。 「これ、普通に夜中だよ? 今日一日ずっとじゃん」
キッチンにいたりょかが、水を入れたグラスを持って近づく。 「ね、これ飲んで。一回休も」
〇〇は顔を上げて、ちょっと困ったように笑った。 「うん……でも、ここだけ……」
その声が、少し震えてたことに、
その時は誰も、決定的には気づかなかった。
ペンを握る指が、ほんの少し白くなってる。
「大丈夫だから」 〇〇はそう言って、またノートに視線を落とす。
――でも。
次の瞬間。
〇〇の視界が、ぐにゃっと歪んだ。
文字が読めない。
頭が、ズンって重くなる。
「あ……」
ペンが、手から滑り落ちる。
カラン、という乾いた音。
「……え?」
立ち上がろうとした瞬間、
足に力が入らなくて、身体が前に崩れる。
「〇〇?」
もとが名前を呼んだ、その声がやけに遠い。
世界が暗くなる。
そして――
「〇〇!!!!!」
ガタンッと椅子が倒れる音。
もとは反射的に駆け出して、倒れかけた〇〇を腕で受け止めた。
「ちょ、ちょっと待って、待って待って!!」
ひろも一気に近づいて、床に膝をつく。 「〇〇!? ねえ、聞こえる!?!?」
りょかは一瞬、完全に固まったあと、 「……っ、やば……」 声が震えたまま、スマホを掴みかけて止まる。
もとの腕の中で、〇〇はぐったりしていて、目は閉じたまま。
「……冷たい……?」 もとの声が、焦りで裏返る。 「やばい、力入ってない……!」
ひろは〇〇の頬に触れて、息を確認する。 「息は……してる、けど……浅い……」
「ねえ、〇〇、冗談でしょ?」 りょかは必死に声をかける。 「ちょっと目、開けて……お願いだから……」
もとは〇〇を強く抱きしめすぎないようにしながら、 でも離せなくて、腕が微かに震えてる。
「さっきまで、普通に……」 「ちゃんと、話してたじゃん……」
ひろは唇を噛みしめる。 「無理させすぎた……俺たち……」
「違う……」 りょかが首を振る。 「〇〇が……頑張りすぎたんだ……」
その時。
〇〇の指が、ほんの少し動いた。
「……っ、動いた!!」 もとが叫ぶ。
「〇〇! ねえ!」 ひろが顔を近づける。
〇〇はゆっくり目を開けて、ぼんやりと3人を見る。 「……あれ……?」
その瞬間、3人とも一気に息を吐いた。
「……よかった……」 りょかはその場に座り込む。 「ほんとに……」
でも、安心したのも束の間。
〇〇の目に、みるみる涙が溜まっていく。
「……ごめん……」 声が弱々しくて、今にも消えそう。 「迷惑……かけた……」
「……は?」
もとは一瞬固まってから、強く言った。 「何言ってんの」
ひろも、珍しく感情を抑えきれない声で。 「倒れるまで頑張って、それで迷惑とか、意味わかんない」
りょかは〇〇の手を両手で包んで、必死に笑おうとする。 「〇〇が倒れたらさ、俺たちの心臓が止まるんだけど」
その言葉に、〇〇の涙が一気に溢れる。
「……だって……」 「ちゃんとしなきゃって……」 「置いていかれたくなくて……」
嗚咽混じりの声。
もとはもう我慢できなくて、〇〇を胸に抱き寄せた。 「置いてくわけないだろ……」
背中を撫でる手が、さっきまでの焦りを隠すみたいに、優しく、でも離さない。
「むしろさ」 ひろが静かに言う。 「こうやって倒れるまで言えなかったの、俺たちが悔しい」
りょかも頷く。 「弱いとこ見せていいんだよ。
〇〇はもう、十分すぎるくらい頑張ってる」
〇〇はもとの服をぎゅっと掴んで、子どもみたいに泣く。 「……怖かった……」
「うん」 もとは即答。 「怖かったよな」
「でも今は?」 ひろがそっと聞く。
「……あったかい……」
その一言で、3人の表情が一気に緩む。
ベッドまで運ばれて、毛布をかけられて、
〇〇は3人に囲まれたまま、ゆっくり目を閉じる。
「今日はもう、勉強しない」 もとが言う。
「明日も、無理しない」 ひろが続ける。
「一人で頑張らせない」 りょかが締める。
〇〇は眠りに落ちる直前、かすれた声で呟く。 「……大好き……」
3人は一瞬固まってから、同時に笑った。
「それ、ずるい」 「起きてから言え」 「でも、嬉しい」
夜はまだ長い。
でも、もう怖くない。
ここには、
〇〇が壊れる前に守ろうとする人たちが、ちゃんといるから。
―――
リクエストありがと!(*´˘`*)Thanks❣❣
コメント
6件
○○めっちゃ大事にされてる、、、✨❤
リクエスト!!!! 〇〇ちゃんがミセス以外のグループのテレビ(その他でも全然🙆♀️)を見てて嫉妬するやつ書いて欲しい!!!
リクエスト答えてくれてありがとう!!!! ハートを10しか押せない、、、、 またリクエストするねー!