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「えっ?」
ちょっと待って。リョータが国王?いやパニックパニック。
「リョータ様のお父上に当たられる現国王が病気で寿命がそう長くはないそうでな。跡継ぎを誰にするかと言う話になったんだが我々が知る限り現国王にお子は授かっていない。しかし、徹底的に捜査するとある宮女が国王と関係を持った後に宮殿から逃げていることが分かり、さらに詳しく調べるとその後子供を産みこの山に捨てたことまで分かった。
そこでこの辺りの家を尋ねたところ、リョータという少年がここにいることが判明した、というわけだ」
「どうしてリョータが国王の子供だとわかったのですか?一応ここには俺もいるのに」
「名前だ」
「名前?」
「現国王は子供ができたらリョータと名付けたいとおっしゃっていたんだ。宮女もそれを知っていたんだろう。俺たちはピンと来たよ」
「そう、なんですね、、、」
はじめは嘘だと思っていたがどうやらリョータがこの国の皇子であることは間違いないらしい。
(リョータと俺は皇族と庶民。もう一緒に過ごすことも笑うことも、会うことすらできなくなるんだな)
そう思い涙が出そうになったその時、
「話は全て聞かせてもらいました」
「あっ、リョータ」
「リョータ様!!お迎えに上がりました。共に宮殿へ向かいましょう。あなたが次期国王なのですから」
「驚きました。俺が皇子だなんて、笑
でも宮殿に行くことはできません」
「「え?」」
俺と兵士の声が見事にシンクロした
「俺はショータと一緒にこの生活を続けたいんです」
「、、そんなこと私たちが許すとでも?」
「やはりそうですか。残念。ショータ、逃げるよ」
「えっ?」
そう言ってリョータは俺の腕を引っ張った
「ほらリョータとショータここから逃げなさい!!」
「おばさんは?逃げないの?」
「私のことはいいから。またどこかで会いましょう。それより早く!」
「おばさんありがとう。この恩は忘れないよ。さあ、ショータ行こ?」
「うんっ、、!」
「お待ちください。たとえ今逃げられたとしても逃しませんからね」
ダッダッダッ💨
兵士の声がどんどん小さくなっていく。この山を知り尽くしているリョータと俺が兵士たちから逃げるのは簡単だった。
コメント
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リョータが皇子だと分かってからの展開、すごく胸が熱くなりました。「宮殿に行くことはできません」って宣言して、ショータの手を引いて逃げ出すリョータの強さにぐっときました…。おばさんの「逃げなさい!」も泣ける。身分が違っても一緒にいることを選んだ二人の絆が愛おしいです。続きが気になります!